【イベントレポート】
【ツーリズムEXPO 2017】ツーリズムEXPOジャパン2017閉幕。「感情に訴えかけるブースが多かった」と田川委員長
ブースグランプリは韓国観光公社、準グランプリはOCVBと台湾観光協会
2017年9月25日 20:54
- 2017年9月21日~24日 開催
4日間にわたって開催されたツーリズムEXPOジャパン2017が9月24日に最終日を迎えた。16時30分からはブースグランプリ各賞の表彰式とグランドフィナーレがAステージで行なわれた。
ブースグランプリは全出展者を対象に業界日と一般日に投票を受け付けるもので、ブースデザインのオリジナリティ、スタッフの接客・ホスピタリティの充実度、ブース自体が印象に残る内容であったかなどが審査基準となっている。主催者を代表して登壇したツーリズムEXPOジャパン2017 実行委員会 委員長の田川博己氏は、「今年は感情に訴えかけるブースが多かった」として、予定になかった実行委員会賞を急遽追加したと明かした。
続いて、オフィシャルスポンサーからジェーシービー 代表取締役 兼 執行役員社長の浜川一郎氏が登壇。ジェーシービーは前身のJATA旅博のころから8年連続でスポンサーを務めており、ツーリズムを取り巻く現況について「2016年の全世界の旅行者は12億4000万人で、うちアジア太平洋地域が9%。もっとも成長しているエリアであり、さらにそのなかで訪日旅行者が大きく増えたのは皆さんご存じのとおりだと思います。輸出産業としてもツーリズムの重要性が高まってきており、世界全体ではケミカル、エネルギーに次いで第3位がツーリズムであり、日本でこうした祭典を開催する意義は大変大きい」と話し、関係者や出展者、来場者に謝意を表わした。
ブースグランプリ各賞の結果は以下のとおり。プレゼンターは田川氏と実行委員会 副委員長の久保成人氏が行なった。
グランプリ:韓国観光公社
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グランプリは全出展者で最大規模のブースを構えていた韓国観光公社。プレゼンターを務めた田川氏は「韓国の魅力をたくさん紹介していたと同時に、来年の平昌オリンピックを成功させるべく努力していた」と祝福した。
準グランプリ:沖縄観光コンベンションビューロー
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1つめの準グランプリはOCVB(沖縄観光コンベンションビューロー)。プレゼンターの久保氏からは「すぐにでも沖縄に行ってみたい、食べてみたいと思わせるブースでした」とコメントした。
準グランプリ:台湾観光協会
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もう1つの準グランプリは台湾観光協会。久保氏は「台北のみならず、台湾各地の魅力を存分に発揮していた」と祝福。
特別賞:イルカ ハワイ
特別賞はイルカやマンタと触れ合える旅行商品を取り扱うイルカ ハワイ。久保氏は「イルカ大学、イルカ高校、イルカ中学、マンタ大学は名前からして非常に印象深い旅行商品で、来場者にも大変インパクトがあった」とコメントした。
実行委員会賞:DISCOVER WEST連携協議会/西日本旅客鉄道/ワンダフル セトウチ
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予定になかった実行委員会賞は、DISCOVER WEST連携協議会/西日本旅客鉄道/ワンダフル セトウチ。田川氏は「見た人は分かると思うが、今回のテーマでもあったBtoBとBtoCがもっともうまく融合しているブースで、急遽賞を用意することにした。また、業界日のアンケートで1位は韓国、2位がここで、つまり業界人が2番目に選んだブースだった」とコメント。
ステージではそのままグランドフィナーレが始まり、JATA(日本旅行業協会)理事長の志村格氏が挨拶に立った。「ツーリズムEXPOは毎回変化しており、今回はJATAが取れて、『JATAツーリズムEXPO』ではなくなった。もはやJATAのイベントではなく、より広い方々の支援と参加を得て実施していければ。
また、食・音楽・踊りといった感覚に訴えるイベントが増えてきた。数年前はパンフレットが置いてあるだけだったり、ポスターを貼っているだけだったものが、毎年生き生きと進化してきている。これからも進化を続けるツーリズムEXPOジャパンでありたい」と述べ、4日間にわたるイベントが閉幕した。