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東海道新幹線、大雨に伴う運転見合わせなど約2割削減へ。三島〜浜松間で線路の土台強化

2026年5月29日 発表
豪雨の影響を受けやすい東海道新幹線の三島〜浜松間で設備強化し、運転規制を2割削減へ

 JR東海は5月29日、豪雨に対する東海道新幹線の線路設備の強化と、降雨時の運転規制値の見直しを実施すると発表した。近年増加している数日間にわたる激しい雨への安全性を高めつつ、徐行・運転見合わせ時間などの短縮を図る。

 特に豪雨が多く、運転規制が長引きやすい三島駅〜浜松駅間を対象に、約110億円を投じて対策工事を行なう。具体的には、線路の土台となる「盛土」について、従来は斜面をコンクリートの枠で補強するにとどまっていた箇所も全面的にコンクリートで覆って雨水の浸透を防ぐほか、盛土が高い箇所に対しては内部に杭を打って土台そのものを補強するなどし、長時間の激しい雨にも耐えられる構造にする。工事期間は2026年5月~2030年3月を予定しているとのこと。

 また、これら設備強化が完了した区間については、2027年度以降、順次「土壌雨量」による運転規制値を見直していく。土壌雨量とは、降った雨が土の中にどれだけ浸み込んで溜まっているかを数値化した指標で、長雨への備えとして2025年6月から新たな運転見合わせ基準として導入しているもの。

 過去の降雨データに基づくJR東海の試算によると、今回の設備強化と規制値の引き上げにより、大雨による運転規制の延べ時間は従来と比べて約2割減少する見込みという。

これまでの主な設備強化対策
線路の土台となる「盛土」の性能を最新のシミュレーションで再評価
設備強化対策の検証例
今後の主な設備強化対策。完了後は、運転見合わせ基準「土壌雨量」の規制値を見直し