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35年の歴史を閉じたクルーズ船「にっぽん丸」引退セレモニーと船内を見てきた
2026年5月11日 11:43
- 2026年5月10日 実施
商船三井クルーズが運航するクルーズ船「にっぽん丸」が、5月8日から実施していた「ファイナルクルーズII」を終え、5月10日9時に横浜港大さん橋国際客船ターミナルに着岸後、引退となった。当日は横浜市主催の引退セレモニーを行なったほか、にっぽん丸最後の船内見学会も開催した。
にっぽん丸は1990年に就航、2010年と2020年には改装を行ない、35年間で2000本以上のクルーズを催行し国内外400以上の港に寄港、のべ60万人以上が乗船した。地球約133周分(533万2383.964km)の航海を行なってきたという。
にっぽん丸最後の船内見学会
にっぽん丸最後の船内見学会があり、その一部を見る機会を得た。船客定員は190室で最大422名。8階建ての構造となっている。メインエントランスは2階からになる。
客室は、スイートルームの6階「グランドスイート」(79m2)と5階「オーシャンビュースイート」(33m2)を見ることができた。
忘れないよ、にっぽん丸。ありがとう、にっぽん丸
客船ターミナルの屋上にて開催した引退セレモニーでは、最初に、横浜市代表として横浜市 港湾局長の新保康裕氏が登壇。にっぽん丸の歩みが日本のクルーズの歴史においても大きな足跡を残したこと、横浜港と長年にわたり深い縁があったことに触れ、「『三井オーシャンフジ』、そして今後就航する『三井オーシャンサクラ』へと受け継がれていくことに、おおいに期待しています。横浜港としても、次時代のクルーズを支える港として環境整備に取り組むとともに、来年3月から開幕するGREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の開催をはじめとする政策を通じ、海から横浜を訪れる方に新たな魅力を感じていただけるよう努めていきたいと考えています」と、感謝を述べた。
そして、にっぽん丸 船長 内田幸一氏から、最後のあいさつがあった。
「にっぽん丸は最終航海を終え横浜港へ帰ってまいりました。にっぽん丸のお客さま、横浜市民のみなさま、そしてにっぽん丸のファンのみなさま、今日は、にっぽん丸に会いに来てくださり、本当にありがとうございます。にっぽん丸は、1990年の就航以来、ここ横浜港から、ワンナイトクルーズから世界一周クルーズまで、何度も何度もお客さまと感動を分かち合える航海に出かけてきました。そして最終航海で、この横浜港から多くのお見送りをいただきながら出航し、今日無事に帰着することができました。本当にありがとうございます。
引退を発表してから、にっぽん丸は各発着地、それぞれの寄港地でさまざまな方から、ありがとう、さようなら、おかえりなさいと、とても温かい言葉をいただきました。全国各地でにっぽん丸は、みなさまの心のなかでまだまだ走り続けている、そう実感いたしました。
ここに集まったみなさま、横浜の地域のみなさま、そして関係者のみなさま。応援してくださったすべてのお客さま、本当に今日この瞬間、これだけの大勢のみなさまに、にっぽん丸を囲んでいただけている、この瞬間は忘れることのできないひと時です。
みなさまにとってそれぞれに、にっぽん丸への思いがあると思います。私には、にっぽん丸での体験すべてが宝物です。みなさま、今日まで35年間、長い間ずっと走り続けてきた、にっぽん丸を全員でねぎらいましょう。お疲れさま、にっぽん丸。忘れないよ、にっぽん丸。ありがとう、にっぽん丸。みなさま、長い間本当にありがとうございました」





































































