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渋谷スクランブルスクエア、第2期工事を着工。「最終章」では駅上の歩行者ネットワークなど整備、完成は2034年度見込みに

2025年5月9日 発表
スクランブル交差点方面からのパース

 東急、JR東日本、東京メトロは、渋谷スクランブルスクエア第II期の工事を着工した。全体の完成は2034年度の予定となり、「まちびらき最終章」と位置付ける2030年度から、ハチ公広場や東口広場などの整備も順次完了していく見込み。

 2030年度は、渋谷駅の主要施設がおおむね完成するとともに、銀座線直上の「4階東口スカイウェイ(仮称)」など、駅の東西南北を連絡する空中回廊の一部が整備される。JRのハチ公改札前・南改札前にはそれぞれ東西を結ぶ自由通路を開設する。

 2031年度は渋谷スクランブルスクエアの中央棟・西棟が完成し、商業施設が開業する予定。中央棟には文化交流施設として「10階パビリオン(仮称)」も設け、各国の大使館などと連携した体験を提供する。

 さらに2034年度までには、先端技術を活用したコンテンツを提供する「4階パビリオン(仮称)」が中央棟に開業。ハチ公広場と中央棟をつなぐ縦軸移動空間(アーバン・コア)も完成する。中央棟の4階と10階のほか、西口のデッキ部には広場空間をつくり、非常時の一時避難場所としても利用する。

宮益坂交差点からのパース
渋谷駅3階改札前コンコースのイメージ
渋谷駅自由通路のイメージ
広場の位置図