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JR北海道、エスタ跡地「札幌駅前再開発」は2034年度竣工。バスターミナルは2030年度以降に先行開業

2025年3月19日 発表
JR北海道が札幌駅前再開発の計画見直しを発表(画像は2023年3月時点のイメージ)

 JR北海道は3月19日、「北5西1・2地区第一種市街地再開発事業」(札幌駅前再開発)の計画見直しを発表した。

 札幌駅前再開発は、2023年3月から札幌市とJR北海道らが進めている2ヘクタール超の大規模開発。北海道新幹線の駅と接続予定の「北5西1街区」と、2023年に閉館した商業施設「札幌エスタ」跡地の「北5西2街区」からなり、2028年度に複合ビルの開業を予定していた。

 しかし資材高騰などの影響を受けて、工事費が当初の2倍強になっていることから、これまで計画していた両街区一体の建物ではなく、建物を街区ごとに分割し、今後は段階的に整備を進めるという。

 西2丁目は商業施設とバスターミナルを中心に、地上10階・地下2階の建物を2030年度に竣工予定。

 オフィス・ホテルなどで構成される西1丁目は、西2丁目との工事期間の重複を最小限にするため、2034年度の竣工を目指す。

 また2025年度は、札幌エスタの解体工事を本格的に進めるとともに、西2丁目の基本設計および西1丁目を含めたまちづくりの全体計画を取りまとめるとのこと。

今回の見直し内容
西2丁目計画の断面図