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大阪メトロ、ほぼ全駅で顔認証改札サービス開始。3月25日から、デジタル乗車券とスマホアプリが必要

2025年3月25日 開始
ウォークスルー型顔認証改札サービスを130駅で提供開始

 Osaka Metro(大阪市高速電気軌道)は、ウォークスルー型顔認証改札サービスを3月25日から提供する。

 サービスに対応する顔認証改札機は、全134駅中130駅に設置。大阪メトロのスマホアプリ「e METRO(イーメトロ)」で顔画像を登録のうえ、アプリで購入したデジタル乗車券と登録情報を紐づけると、乗車券を改札機にタッチせずに通過できる。

 ただし、ニュートラム ポートタウン西駅、南港東駅、南港口駅、平林駅などの23改札口は対象外。顔認証改札機がない駅や改札口では、デジタル乗車券のQRコードを改札機の読み取り機器にかざす必要がある。

 顔認証カメラの撮影範囲は、改札機の前後約30cm以内。カメラは常時稼働しているものの、撮影データの録画やサーバーへの保存は行なっていないとのこと。

顔認証カメラの撮影範囲。撮影データの録画や保存は行なっていない

 大阪メトロでは、4月13日から開催される大阪・関西万博に向けて、キャッシュレス・チケットレス改札の導入を進めており、2023年11月からは各駅で顔認証改札機の設置を進めてきた。

 本サービスの導入により、今後は「交通系ICカード」「QRコードを活用したデジタル乗車券」「クレジットカードなどのタッチ決済」「顔認証」の4パターンで乗車できる。

御堂筋線 新大阪駅 中改札に設置されている顔認証改札機(2024年11月時点)