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大阪メトロ、万博期間に中央線で駅員増員や警備員を配置し安全強化。ワンマン運転も開始
2025年1月29日 06:00
- 2025年1月28日 発表
大阪メトロは、「大阪・関西万博」開催期間中にアクセス路線となる中央線を中心に安全策を強化すると発表した。
駅社員を約40名増員し、11駅で警備員を新たに約100名配置。これにより、本町駅や弁天町駅での乗換経路を一方通行にした際の移動の円滑化や、階段やエスカレーター上下部での混雑対応などの安全確保に努めるという。
早朝・深夜を除く7時30分~23時には、列車内に保安員を1名配置。また、森ノ宮以西の中央線各駅では保安員を配置しない終発時間帯は駅社員・警備員がホームに立って警備にあたる。
技術的トラブル発生時の保守体制についても、早期運行再開に向けて保守要員約30名と資材を配置し、初動対応できる体制を確立する。さらに、これらのシステム強化にともなって、千日前線、長堀鶴見緑地線、今里筋線と同様、中央線でも2月11日からワンマン運転を開始する。
現在、同社は主な安全対策として、自動ブレーキによってホーム所定の位置に停止する「定点停止装置」導入、転落事故・電車との接触事故防止のため全駅に「可動式ホーム柵」の設置、電車内でのトラブルを乗客が知らせる「非常通報装置」を各車両に2か所設置したほか、ホームに設置されたカメラ映像を乗務員室のモニター表示器に表示する「車側監視テレビジョンシステム」などを採用している。