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「たびのホテルlit酒田」2026年12月開業。全173室、最上階に山形の名峰を眺める天然温泉露天風呂

2026年12月 開業予定

酒田の中心市街地に「たびのホテルlit酒田」2026年12月開業予定

 サンフロンティアホテルマネジメントは、山形県で初めてのホテル開発・運営となる「たびのホテルlit酒田」(山形県酒田市中町3-1-15)を2026年12月に開業予定と発表した。

「たびのホテルlit(リット)」は、ビジネスや観光向け「たびのホテル」よりもワンランク上に位置付けたブランドで、沖縄県宮古島市、長野県松本市に続いて、全国3施設目となる。

 建設予定地は、酒田の中心市街地に位置する商業施設跡地。11階建に全173室あり、ダブルルーム(約15.5m2)やデラックスツインルーム(約27m2)をはじめ、キッチンや洗濯機、電子レンジを備えた長期滞在向け客室も用意する予定。

 また最上階には、秋田との県境をまたぐ日本百名山「鳥海山」の眺望が楽しめる天然温泉露天風呂とサウナ付き大浴場、入浴後のリラクゼーションスペースとして使えるマッサージチェア付き展望ラウンジを設ける。

 朝食には、庄内平野で育まれる美味しい米やさまざまな農産物、日本海の海の幸を活かし、体に優しい・地元の食材・選ぶ楽しさを追求したビュッフェを提供するという。

 そのほか、ゆったり落ち着けるロビーラウンジや出張時の打ち合わせが可能なミーティングルームを備え、夕刻にビールやソフトドリンクを味わえる「ハッピー泡~」や、こだわりの出汁で食べる「だし茶漬け」、モーニングコーヒーなど、楽しいサービスも提供していく。

 新規ホテルは、同社と酒田市、酒田商工会議所が、地域創生を目指して協議を重ねてきた地域振興プロジェクト第1弾として開業するもの。ホテル建設予定地周辺には、歴史文化スポットや飲食店、市場や酒田港周辺の工業団地などが集積することから、観光・ビジネス需要を見込んでいる。

11月5日に合同会見。左から、酒田商工会議所会頭 加藤聡氏、サンフロンティアホテルマネジメント株式会社 代表取締役社長 堀口智顕氏、酒田市長 矢口明子氏