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ティンカー・ベルの世界観そのまま! ビギーバジーに乗って妖精の谷の四季を体験しながら配達を手伝おう!
2024年5月10日 17:30
- 2024年6月6日 開業
東京ディズニーシーで6月6日に開業する新テーマポート「ファンタジースプリングス」。
そのエリアの1つ「ピーターパンのネバーランド」の新アトラクションが「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」だ。「ピクシー・ホロウ」(妖精の谷)の四季をめぐりながらライドを楽しめる。
「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」の世界観は、ディズニー映画「ティンカー・ベル」(2008年)に沿ったもの。もちろん映画「ピーター・パン」のスピンオフ作品として作られたものだが、最初の作品である「ティンカー・ベル」が人気になったことでシリーズ化され、結果的に長編CGアニメだけでも6作品が作られている。
現在も動画配信サービスの「Disney+」では6作品すべてが視聴できるので、まだ見たことがなければファンタジースプリングスを訪れる前にぜひ視聴しておきたい。事前に見ておくかどうかで、アトラクションの満足度がかなり変わるはずだ。
映画「ティンカー・ベル」で描かれているのは、妖精たちが暮らす様子やピクシー・ホロウの四季。妖精たちは「メインランド」と呼ぶウェンディたちのいる世界の四季を切り替える役割を担っており、生まれながらに持つ自分の才能を活かして日々季節を切り替えるための作業をしている。ティンカー・ベルは「ものづくりの才能」の持ち主で、妖精たちが使う道具作りや修理ができる。
このピクシー・ホロウには春・夏・秋・冬の四季が共存。それぞれの季節を担当する妖精がいて、別のエリアで暮らしている。このアトラクションでは、ティンカー・ベルが作った配送車両「ビジーバギー」に乗って、四季それぞれのエリアへの配送を手伝う。
大きな岩でできたアトラクションの入り口も、見どころがたくさん。アトラクション名は植物のつたや声だだけでなく、ボタンや糸巻き、鈴やフォークなど、メインランドからのさまざまな漂流物が使われている。左側にはポットを利用した妖精の家もあり、ときどき家から出てきては、アトラクションの名前のまわりを飛んでキラキラと輝かせてくれる。
入り口を通ると、巨大な花やキノコが出迎える「妖精の隠れ家」だ。小さな妖精たちと同じサイズになり、妖精たちが暮らすピクシー・ホロウに迷い込んだ体験ができる。途中にはティンカー・ベルが描いた配送車両の作り方の設計図や、メインランドからの漂流物である“迷い物”が点在している。映画に出て来たアイテムが次々に巨大なサイズで表われて楽しめる。
妖精たちは迷い物がもともと何に使われていたかが分からないので、本来の目的とは違う使い方がされていることもしばしば。配送車両に乗り込むエリアは、荷物を積み込む「配送センター」になっていて、どうやらクレヨンの箱を屋根に、クレヨンを柱に作られたようだ。壁にはチーズの箱だったらしきものが使われていて、待機列のロープを固定しているポールは縫い針や安全ピンだ。隅々まで迷い物で作られているので、元が何だったかを想像するのもおもしろい。奥にはアトラクション全体の地図が広がり、これから巡る四季を“予習”できる。かわいらしいイラストが隅々まで書き込まれているのでぜひ見て楽しもう。
配送車両はのビジーバギーは2人2列の4人乗り。それぞれの列にボタン形のハンドルが付いている。配送車両が動き出すと、ティンカー・ベルが登場。いつも配送しているネズミの「チーズ」の代わりに配送をしてほしいと頼まれ、ピクシー・ホロウへ。
暴れ者の「走りアザミ」が柵に入れられていたり、縄でつながれているのが見えて一安心。最初に登場するのは「夏の湿地」で、巨大なヒマワリやミツバチが登場。次は「秋の森」で、巨大なカボチャやどんぐりの貯蔵庫で雰囲気抜群。
その先には「冬の森」が広がり、凍った地面でビジーバギーがくるくる滑る。洞窟のなか光っているのは、映画「ティンカー・ベルと流れ星の伝説」に出てくる「ネバービースト」だろうか。最後が「春の谷」で、色づけされている途中のチョウや、模様が描かれている途中のテントウムシも。
最後に登場するのがネズミのチーズ。ティンカー・ベルから贈られた大好きなチーズに囲まれて楽しそうだ。今日はチーズの誕生日を過ごすための休暇だったと分かって納得!
「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」は、待機列のピクシー・ホロウに迷い込んだ体験ができる楽しさと、ビジーバギーに乗り込んでからのピクシー・ホロウの四季を体験するワクワクの両方が楽しめるアトラクションだ。ビジーバギーの動きは速いものの、酔ったりすることはなく、誰でも終始楽しく世界観が楽しめる。妖精の世界を思い切り楽しもう。
©Disney