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圧倒的な没入感! ファンタジースプリングスの新アトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」は誰かに話したくなる感動の空飛ぶ体験
2024年5月9日 12:00
- 2024年6月6日 開業
東京ディズニーシーで6月6日にオープンする新テーマポート「ファンタジースプリングス」は、ディズニー映画「アナと雪の女王」「ピーター・パン」「塔の上のラプンツェル」がテーマの3エリアで構成されている。
このうち「ピーター・パン」をテーマにしたエリアは、ピーター・パンたちが住むネバーランドを体験できるエリア。このエリアに登場する新アトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」は、「アナとエルサのフローズンジャーニー」と人気を二分しそうな壮大な仕上がりだ。
ピーター・パンシリーズには何作かあるが、本アトラクションは初代「ピーター・パン」(1953年)をテーマにしたストーリー。ゲストは、ネバーランドでピーター・パンと一緒に暮らすロストキッズの一員となって、フック船長たちに誘拐されたウェンディの弟ジョンを救出するために冒険に出発する。
ディズニーシー側からファンタジースプリングスに入り、左側に進むとピーター・パンのネバーランドに入る。そびえる山に沿って歩くと、「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」の入り口が現われる。難破した海賊船のマストを使って作られた、緑色の大きな帆に描かれたアトラクション名が目印だ。
洞窟のような入り口から一歩入ると、さまざまな漂着物が見える。ピーター・パンたちが住むネバーランドは、夜空に輝く右から2番目の星のなか。彼らが「メインランド」と呼ぶ外の世界からは、さまざまな漂着物がたどり付くからだ。
順番待ちの間に通るエリアには、こうしたストーリーを彷彿とさせる数多くのアイテムが点在している。映画を見たことがなくても充実した体験ができるが、改めて見直しておくと、待ち時間も十分に楽しめるだろう。
洞窟を抜けた先には、一転してジャングルが広がる。迷路のような通路で、ロストキッズたちが住む家や、遊んだ跡が点在。ロストキッズたちの気ままな暮らしが垣間見えて楽しい。
さらに進むと、「隠れ家」に到着。前面のスクリーンにピーター・パンが現われ、ウェンディの弟であるジョンがフック船長に捕まったと話し、ロストキッズやゲストたちに、みんなで助けに行こうと語りかける。
隠れ家のドアが開くと、短い待機列があり、壁にはかわいらしい落書きや漂着物がたくさん。森のなかの隠れ家とは違い、漂着物や廃品が再利用されているとはいえどこかおしゃれな空間だ。待機列はここが最後なので、ワクワクしながら順番を待とう。
その空間を抜けると通路の左右にゴーグルが用意されているので、1人1つ手に持って海賊船を模したボートに乗り込む。ボートの左右の側面や後方はかなり高さがあり、乗り込むとほかのボートの様子は見えず、半個室のように感じるほどだ。
ボートが進むと、世界観が見事に再現された空間の要所要所にスクリーンが組み込まれ、立体感のあるストーリーが展開される。ピーター・パンやティンカー・ベルがさわれるほど目の前に現われ、あまりの没入感に思わず声が出るシーンの連続だ。
滝から落ちる場面では本当に落下している感覚になったり、船のまわりを飛び回る場面では、マストの上でピーター・パンが戦うシーンを同じ目線で空中から見られるのがとても新鮮だ。フック船長を退治してウェンディたちをロンドンに送り届け、ピーター・パンやロストキッズたちとともにゲストもネバーランドへ戻っていく。最後にピーター・パンがゲストたちに「いつまでも子供のままでいてね!」と伝え、冒険が終了。
ストーリーは基本的に映画「ピーター・パン」に沿っているので、事前情報は映画を見直しておくだけにして、当日の没入感を心から楽しむことをお勧めしたい。
ピーター・パンの映画を見ると、誰しも「自分も空を飛んでみたい」と思わされるが、このアトラクションでの体験は「本当に飛んでいる!」と思えるすごさ。同じく東京ディズニーシーの人気アトラクション「ソアリン」はほぼ実際に飛んでその感覚を実現しているが、このアトラクションではゴーグルとボートの動きでそれを超える体験を実現している。一緒に乗った友達や家族と「すごかったね!」と間違いなく盛り上がれるアトラクションだ。
唯一注意点があるとすれば、ゴーグルを使用するタイプのアトラクションであること。東京ディズニーランドのスター・ツアーズほどではないが、3D酔いしやすい人は可能なら対策をしておくと安心だ。酔いやすいからという理由だけで避けるのはもったいないほどの唯一無二の体験なので、睡眠不足を避けたり、食後すぐには乗らないなど工夫をするなどして、ぜひトライしよう。
ピーター・パンが、ワクワクする冒険の物語だと思い出させてくれる「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」。東京ディズニーシーを代表するアトラクションの1つになりそうだ。
©Disney