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エキュート秋葉原、4月開業。レトロゲームで遊ぶと地域活性化、施設内はオールキャッシュレス
2025年2月5日 16:26
- 2025年4月 開業
JR東日本クロスステーションは、エキュート秋葉原(東京都千代田区外神田1丁目)を4月に開業する。
オールキャッシュレス化やロボットスタッフの採用、駅の忘れ物をアップサイクルした買い物かごの導入、秋葉原の文化であるゲームを通した地域活性化などに取り組み、持続可能な次世代型の商業施設を目指すという。
オールキャッシュレス化と次世代の接客体験
セルフレジや一部の売り場では、複数ショップで選んだ商品をまとめて会計できるエキュート初の「集中レジ」を導入。オールキャッシュレス化に伴い、主なキャッシュレス決済サービスへの現金チャージ対応端末も設置する。
また、秋葉原に本社を構えるugoのロボット「ugo Pro」を商業施設として初めて接客・案内キャストに採用。生成AIを利用した「案内ロボットソリューション」を搭載し、案内業務や簡単な接客業務、緊急時の一次対応へ活用する。
エキュート秋葉原をスマホやPCで体験できるバーチャル空間「Parallel ecute -Akihabara-」も展開。バーチャル空間内ではオリジナルキャラクター「エキュートのリス」が初登場し、AIコンシェルジュとして案内する。インバウンド需要を想定して多言語にも対応しており、商品に関する質問や会話、困りごとについての相談が可能。
レトロゲーム「PLAY FOR THE FUTURE -AKIBA DONATION-」
秋葉原の地域文化の1つであるゲームに着目し、地域貢献プログラムとしてレトロゲーム「PLAY FOR THE FUTURE -AKIBA DONATION-」を設置。ゲームをプレイすると、プレイ料金が秋葉原周辺の活性化につながる施設へ寄付される。
駅の忘れ物や地域の廃材を使ったエコな取り組み
環境課題を身近に感じながら買い物を楽しむための売り場づくりとして、駅の忘れ物の傘をアップサイクルした買い物かごや、地域の廃材を使ったアートにもなる案内サインなどを採用する。
ビニール傘は駅の忘れ物としても多く、年間約8000万本が消費され、多くが半年以内に廃棄されるとのこと。これをoctangleとコラボして買い物かごにアップサイクルする。
また、杉山純氏と宮澤謙一氏のアーティストユニット「magma」とコラボし、エキュート秋葉原の什器やセルフレジへの案内サインを製作。秋葉原地域で見つけたジャンク品などの廃材とさまざまな素材を組み合わせたアップサイクルアートとして設置する。