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ラプンツェルのミュージカルシーンがよみがえる! ボリューム満点のハンバーガーが名物の広々レストラン「スナグリーダックリング」

2024年6月6日 開業

「スナグリーダックリング」

 東京ディズニーシーで6月6日に開業するファンタジースプリングス。その「ラプンツェルの森」エリアに登場するレストランが「スナグリーダックリング」だ。ボリューム満点のハンバーガーやスイーツが食べられる、映画さながらの雰囲気抜群のレストランで、映画の世界に入り込もう。

 スナグリーダックリングは、「ラプンツェルの森」エリアのなかでも「フローズンキングダム」寄りの位置にある、ファンタジースプリングスのなかで最も座席数の多いレストランだ(約620席)。

 ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」(2010年)の世界観を再現したレストランで、映画のなかに実際に登場する、荒くれ者たちが集まる酒場スナグリーダックリングがモデルになっている。

「ディズニー・モバイルオーダー」対象レストラン。看板にも剣だらけだ
ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」の一場面。看板から外観まで世界観そのもの(提供:オリエンタルランド)

 映画に登場するスナグリーダックリングは、ラプンツェルに空飛ぶ灯りが見れる場所への案内を頼まれた大泥棒のフリン・ライダーが、冒険をあきらめさせようと、わざと荒くれ者たちが集まる酒場に連れていくというシーン。酒場のなかは、日本語で「かわいいアヒルの子」という意味とは真逆の荒くれ者たちでいっぱいだ。

 レストランの入り口は、映画さながらに巨木に押しつぶされそうになったデザイン。広々とした注文カウンターを抜けると、レストランのなかに侵蝕しつつある木の根や、武器置き場、ケンカで飛んだらしい鉄球、柱に刺さったままの剣など、ここが荒くれ者たちの酒場であることを実感させてくれる。

ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」の一場面。ラプンツェルと荒くれ者たちは「夢」を語り合って意気投合(提供:オリエンタルランド)
席数の多いレストランだけに注文カウンターや通路も広々。照明のデザインまで映画のシーンそのままだ
建物が木に飲み込まれていった様子が絵で描かれている。部屋の端にはすでに木の根が侵蝕
荒くれ者たちが集う酒場らしい荒れ具合

 レストランは大きな3部屋に分かれており、それぞれデザインが違う。手前の部屋には映画のミュージカルシーンにも登場したピアノが置かれており、映画のシーンそのままの光景が広がる。壁にも劇中で歌われた「I've Got A Dream」(誰にでも夢はある)の楽譜が貼られているのでチェックしてみよう。

ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」の一場面。フックハンドが「俺の夢はピアニスト」と歌うシーン(提供:オリエンタルランド)
映画に登場したピアノとステージがそのまま再現されている
壁にも劇中で歌われた「I've Got A Dream」(誰にでも夢はある)の楽譜が貼られている

 中央の部屋は、スナグリーダックリングが人気になったため、物置部屋を改築して座席を作ったエリア。手前の部屋よりはやや落ち着いた雰囲気で、映画にも登場する石造りの大きな暖炉がシンボルになっている。その横には荒くれ者のひとりであるグンターが、自分の夢が「インテリアデザイナー」であることを語るシーンで出てくるクマ形のイスが置かれ、壁には犬の絵も飾られている。彼の夢もかなったようだ。映画とぜひ見比べてみてほしい。

映画に登場した石造りの大きな暖炉がシンボルになっている
映画と同じように、柱や壁やたるなどいろいろなところにお店のマークである黄色いアヒルが描かれている

 一番奥は、さらに増えたお客を収容するために、荒くれ者たちの力を借りて隣の馬小屋に穴を開け、改築して座席スペースを確保したエリア。確かにここだけ天井が高く、作りも違う。絵を描くのが得意なラプンツェルが、荒くれ者たちがそれぞれの夢をかなえた姿を壁いっぱいに描いていて見事だ。もともと馬小屋だったこともありマキスマス関連のアイテムも多く飾られている。壁に貼られたポスターや小物からもそれぞれの夢がかなったことが分かるので、ぜひよく見てみたい。みんなの夢の実現にほっこりすることうけあいだ。

 壁や棚を飾るインテリアから壁画まで非常に見応えがあるので、ほかの部屋で食事した際も、ぜひこの部屋を見てから退出しよう。

絵を描くのが得意なラプンツェルが、さまざまな絵を描いていてとても華やか
マキシマスの肖像画から好物のリンゴ、馬具までさまざまなアイテムが並ぶ
荒くれ者のヴラディミールが集めている陶器のユニコーンも飾られている。このユニコーンのどこかに隠れミッキーも……
ヴラディミールは、大好きな小さなユニコーンの販売を仕事にしたようだ
ラプンツェルの絵の具や、冒険中、武器代わりにしていたフライパンも飾られている

 スナグリーダックリングのメインディッシュは、具がたっぷり入ったワイルドでボリュームのあるハンバーガー。お店の看板のアヒルをイメージした、黄色いモチモチのバンズで挟まれている。

 メインディッシュのなかでも、特に「ダックリングドリームチーズバーガー」(バーガー単品950円、セット1490円)は、ビーフにベーコンを合わせた肉厚のパティと、それに負けないぐらい厚いボロニアソーセージ、さらにチーズやトマトの厚切り、紫キャベツの千切りをサンド。スモーク風味のソースでしっかり味つけされ、これ1つで十分お腹が満足するボリュームだ。

 エビのフライがたっぷり入った「フライドシュリンプバーガー」(バーガー単品950円、セット1490円)も、サクサクの食感で大満足。ビーツが混ざったタルタルソースもフライにぴったりだ。

 また、「プラントベースバーガー」(バーガー単品950円、セット1490円)は、エンドウ豆のパティをサンド。植物由来の原材料を使用したハンバーガーだ。このほか、「ダックリングドリームバーガー」(バーガー単品900円、セット1440円)と4種類のバーガーが選べる。このハンバーガーのセットには、プラス1300円でランタンフェスティバルのシーンを描いた「スーベニアランチケース」もセットにできる。

イチオシの「ダックリングドリームチーズバーガー」(バーガー単品950円、セット1490円)。とにかく肉肉しいハンバンガーで、ボリューム満点!
「フライドシュリンプバーガー」(バーガー単品950円、セット1490円)。サクサクのフライにタルタルソースがよく合う一品
プラス1300円で「スーベニアランチケース」もセットにできる
ランタンフェスティバルのシーンを描いたロマンチックなスーベニアランチケースだ

 デザートには、看板のアヒルが描かれた「ダックリングマフィン(キャラメル)」(1個600円)や、映画でラプンツェルが身を守るために持っていたフライパンの形の容器がかわいい「スウィーツエバーアフター(レモン&ストロベリー)」(1個700円)が登場。この2つには、それぞれプラス650円で「スーベニアプレート」も付けられる。

 映画のなかで荒くれ者のアッティラが夢は「ケーキ屋」と語るシーンがあるが、「ダックリングマフィン(キャラメル)」の裏にはそのアッティラのサインがある。彼も夢をかなえたようだ。

「ダックリングマフィン(キャラメル)」(1個600円)
裏には荒くれ者のアッティラのサインが。ケーキ屋になりたいというアッティラの夢がかなったようだ
プラス650円で「スーベニアプレート」も付けられる
「スウィーツエバーアフター(レモン&ストロベリー)」(1個700円)はとにかく映える一品。レモン風味のカスタードがさっぱりとして美味しい

 また、ソフトドリンクに「ラプンツェルのマジカルミルクティー」(1杯800円)も登場。ラプンツェルをイメージしたミルクティーで、下の層にはゼリー、シロップ、上部にはたっぷりのホイップクリームが層になっており、エルダーフラワーの香りが広がる。

 このドリンクには、「スーベニアタンブラーセット」(プラス1400円)も付けられる。看板のデザインのコースター、タンブラーにはシルエットでランタンフェスティバルのシーンが描かれ、王国の紋章もデザインされている。セットになっているマドラーにはカメレオンのパスカルがデザインされていてとてもキュート。スナグリーダックリングを訪れた記念にぴったりのセットだ。

 とにかく見応えたっぷりのスナグリーダックリング。映画の世界観にどっぷりひたり、それぞれ夢をかなえた荒くれ者たちの幸せな結末を垣間見える。思わず「I've Got A Dream」(誰にでも夢はある)が歌いたくなる、完成度の高いレストランだ。

「ラプンツェルのマジカルミルクティー」(1杯800円)はホイップクリームがたっぷりで飲み応えもある
底にはゼリー入り。全体をよく混ぜて飲もう
タンブラー、マドラー、コースターの3点が揃う、「スーベニアタンブラーセット」(プラス1400円)は特にお勧め