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JR東海、東海道新幹線「光ファイバ心線」貸出し開始。災害にも強く安定した通信インフラニーズに応える

2024年4月17日 発表

JR東海が東海道新幹線 光ファイバ心線の貸出しを開始

 JR東海は、東海道新幹線沿いに鉄道事業用として敷設している光ファイバケーブル内の心線(光ファイバ心線)一部について、外部の電気通信事業者へ貸出しを開始すると発表した。本日4月17日15時から「JR東海MARKET」で申込を受け付けている。

 東京駅~新大阪駅の線路沿いに敷設している光ファイバ心線は、伝送損失(光信号が距離に応じて減衰・劣化していく度合い)が低く、災害などに強い。またケーブル断線などによる回線停止のリスクが低いのも特徴という。

 近年増大する国内のデータ通信量への対応や災害時などの備えとして、データセンターを抱える首都圏と関西圏の新たなネットワークにニーズが高まっていることから、東名阪を結ぶ高品質で安定した同社の通信インフラを供給し、情報通信の課題に取り組むとしている。

東海道新幹線 東京駅~新大阪駅の線路沿いに敷設している光ファイバ心線