東京都、西武新宿線 井荻駅～西武柳沢駅間の連続立体交差事業に着手。19か所の踏切除却と高架化で渋滞解消を図る

国交省から都市計画事業の認可を取得した西武新宿線の連続立体交差化を進める

　東京都 建設局は3月6日、西武鉄道 新宿線の連続立体交差事業に着手すると発表した。

　井荻駅付近（杉並区上井草1丁目）から西武柳沢駅付近（西東京市東伏見1丁目）までの約5.1kmを高架化、区間内の上井草駅、上石神井駅、武蔵関駅、東伏見駅を高架駅とし、道路と鉄道を連続的に立体交差化する。また鉄道高架構造物に沿って側道（鉄道付属街路）の約3kmを整備する。

　千川通りなど19か所の踏切を除却することで、踏切遮断による交通渋滞や踏切事故の解消を図り、安全性を向上する狙い。また、鉄道により分断されていた地域を一体化し、新たなまちづくりや住環境の利便性につなげる。

　事業期間は2023年度～2037年度（側道整備は2039年度まで）で、事業費は2660億円。

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