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アコーのプレミアム会員「ALL Accor+ Explorer」を体験してみた。年会費3万9800円で年間2泊無料&レストラン3割引はどこまでおトクか

ALL Accor+ Explorerを体験した「プルマン東京田町」

 アコーは6月30日、プレミアム有料会員プログラム「ALL Accor+ Explorer(オール アコー・プラス エクスプローラー)」の日本国内でのサービス提供を本格的に開始した。年会費は3万9800円。

 入会すると日本、アジア太平洋地域、UAEの1400軒以上のホテルで利用できる年間2泊分の無料宿泊特典や、対象ホテルの食事30%引き、世界110か国以上、5000軒以上のホテルで宿泊料金が通常の15%引き、入会と同時に「ALL Accor ゴールドステータス」を即時付与するなど、さまざまな特典を設けている。

 今回は「プルマン東京田町」に特典を使って宿泊し、有料会員のメリットを体験してきた。

「ALL Accor+ Explorer」の盛りだくさんな特典

プルマン東京田町のスーペリア・エグゼクティブ・キングルーム。子供は12歳まで1名添い寝無料

「ALL Accor+ Explorer」は、アジア太平洋地域で30年以上にわたり展開してきた会員プログラム「Accor Plus(アコー・プラス)」の最上位に位置づけられる有料会員プログラムだ。

 グローバルでのサービスのローンチは2025年10月1日で、現在国内会員数は1000人以上。アコーによれば、このほど日本市場におけるアコーグループの拡大に伴い、国内でのサービス提供を本格的に開始したという。

 特典の大きなメリットとなるのが、無料宿泊特典「Stay Plus」。日本、アジア太平洋地域、UAEの1400軒以上のホテルで、年間2泊分の無料宿泊を利用できるもので、厳密にいえば、2連泊以上滞在すると1泊分が無料になる。

 例えば「プルマン東京田町」の場合、1泊2名1室の場合、宿泊料金は5万4000円~(客室のみ)。2泊すると10万8000円~のところ、5万4000円~で泊まれる。つまり、この時点でサブスクリプション料金の3万9800円の元が取れてしまうというわけだ。

プルマン東京田町のダイニング「KASA」

 また、同地域の対象ホテルでは、期間限定で宿泊料金が最大50%オフになる会員向けプランがある。加えて、世界110か国以上・5000軒以上のホテルで通常料金から15%引きで宿泊できる。

 なお、特典が利用できるのは1会員あたり最大2部屋までとなっている。

 加えて、ダイニング優待として日本、アジア太平洋地域、UAEの1750以上のレストランと1250以上のバーで、食事が30%引き、ドリンクが15%引きとなる。

通常は「クラシック」「シルバー」を経て「ゴールド」ステータスになる

 さらに、入会と同時に年間30泊分相当のステータスナイトが付与され、ALL Accorのゴールドステータスを即時取得できる。

 ゴールドステータスでは、客室アップグレードやアーリーチェックイン、レイトチェックアウト(空室状況による)などの特典を利用できる。

 具体的には、今回宿泊したプルマン東京田町に加え、フェアモント東京、スイスホテル南海大阪、メルキュール東京羽田など、さまざまなブランドのホテルが対象となっている。グランドメルキュール南房総リゾート&スパやグランドメルキュール那須リゾート&スパなど、子連れ旅行で人気のホテルも対象だ。

 アコーではALL Accor用の専用アプリを用意。ステータスや特典などがすぐに分かるようになっているので、ダウンロードして利用するのがお勧めだ。

ALL Accorアプリでは会員ステータスも確認できる

プルマン東京田町で特典を楽しむ

 それでは今回訪問した「プルマン東京田町」(東京都港区芝浦3-1-21)で、実際に特典を利用してみよう。プルマン東京田町はJR田町駅からペデストリアンデッキで直結、徒歩約1分とアクセスのよいホテル。山手線で品川駅や浜松町駅、東京駅など主要ターミナル駅にアクセスでき、羽田空港まではタクシーで約30分の好立地だ。

ペデストリアンデッキからホテルの2階に直接アクセスできる

 2018年10月に開業した、日本初の「プルマン」ブランドホテルは、宿泊者の9割以上が訪日外国人で、主な客層はビジネス客。航空会社のクルーの定宿にもなっている。

ホテルのテーマは「歌舞く(かぶく)」。田町がかつて花街だったことからで、エントランスには盆栽の姿
随所に歌舞伎にちなんだアートがあるので探してみるのも楽しい

 チェックインするとまずもらえるのが、ウェルカムドリンクのバウチャーだ。フロント横のバーラウンジで、好きなドリンクと交換できる。宿泊中に利用できるので、夕方一杯飲むのも楽しい。

チェックインカウンター横と向かい側にある「JUNCTION」
アルコールからノンアルコールまでさまざまなメニューを用意
今回はシグネチャーモクテルの「ブルーオーシャン」をオーダー。夏らしいさわやかな色合いだ
コンセントやUSBポートがついたテーブルは作業にぴったり
落ち着いた雰囲気のソファではアフタヌーンティーが楽しめる
奥には卓球台も。会議の合間のリフレッシュや、子連れでの利用にもお勧め

 今回宿泊したのは、エグゼクティブラウンジが使える「エグゼクティブフロア」の「スーペリアエクゼクティブキングルーム」。ラウンジが使える分通常のスーペリアルームより宿泊料金は上がるが、ALL Accor+ Explorerの割引やStay Plusを使えばコストセーブできる。普段よりワンランク上の客室にお得に泊まれるのもALL Accor+ Explorerのメリットだ。

29m2の広い客室。窓は三重になっており静かな空間で安らげる
ビジネス客を見越してテーブルを用意。電源にUSBポートもある

 浴室はシャワーブースのみとバスタブ付きの2タイプで、「デラックス」がつく客室カテゴリやスイート、ユニバーサルルームにはバスタブがつく。宿泊客の傾向としてヨーロッパやオーストラリアからの旅行者が多いことから、客室の多くがシャワーブースの仕様だ。

通常のシャワーに加え、天井にレインシャワーを設置
アメニティは米国の「C.O.Bigelow(シー・オー・ビゲロウ)」製
キングサイズのベッドは180×210cmまたは230×210cm
ベッドの両サイドにはコンセントとUSBポート
洗面台の信楽焼のシンクはホテルオリジナル。環境に配慮したアメニティを用意
ネスプレッソのコーヒーマシンでコーヒーのほか、紅茶やハーブティーも楽しめる
環境に配慮し、ドリンク類はプラスチックではなくガラス製のボトルで提供
トイレはウォシュレット付きで自動で蓋が閉まるタイプ

 9階のエグゼクティブラウンジへは客室のカードでアクセス可能。8時から21時まで、軽食やアルコール、ソフトドリンクなどが楽しめる。種類も豊富なのがうれしい。

エグゼクティブフロアへは入り口のスタッフに客室番号を告げて入室
広々としたラウンジからは東京らしい景色が拝める。坪庭もポイント
ラウンジの隅には電源・USBポートが利用できる席も。仕事が捗る
17時~19時30分の「イブニングアペタイザー」ではさまざまなフードとドリンクが楽しめ、宿泊客から好評だ
コーヒーに加え、ドイツ・ロンネフェルトの紅茶やハーブティーが楽しめる
ラウンジの横にはルーフトップバー「PLATFORM9」があるが、残念ながら現在クローズ中
このほか、9階には24時間利用できるフィットネスセンターも

レストランで30%引きはどのくらいメリットがあるのか

 ALL Accor+ Explorerではレストランで食事が30%オフ、ドリンクが15%オフとなる。1アカウントあたり10名までが対象だ。

 今回はカジュアルダイニング「KASA」で夕食のコースをいただいた。KASAの名は歌舞伎「助六」の「傘」と、スペイン語の「CASA(家)」から。

 オーダーしたのはスパークリングワイン(1400円)と4皿のコース(7000円)。通常であれば合計8400円の支払いだが、ドリンクが15%オフで1190円、コースが30%オフで4900円、合計で6090円。なんと2310円の値引きになる。

 宿泊以外でも利用できるダイニングレストランなので、家族や友人とのランチやカフェタイム、ディナーでも利用できる。

日本らしい曲線を活用した、モダンカジュアルな内装でくつろげる
今回いただいたコース。デザート含め4皿だが、ボリュームがしっかりあるので食べ応えがある

 KASAのエグゼクティブシェフ・福田浩二氏はオーストラリア政府公認ラムの親善大使「Lambasseder」。コースではラム肉を使ったスペシャリティ「軽くスモークしたオージーラムのゴーヤチャンプルー風」が楽しめた。

クセのないラムのハムは噛めば噛むほど旨味を感じる。ラムの下にはピリッと辛いゴーヤチャンプルーが添えられ、白だしとの相性も抜群だった
見た目も美しい料理は繊細な味わい。個人的には一口ごとにさまざまな味わいが楽しめるデザートが一押しだった

 朝食はビュッフェスタイル。自分の好みで料理を選べる。朝食のみは1名5000円(子供半額)で、こちらも30%引きが適用される。

多種多様な料理が楽しめるのはビュッフェ式ならでは
卵料理のみオーダー制。今回はエッグベネディクトをチョイス

 12か月3万9800円で十分元がとれる「ALL Accor+ Explorer」。アコーのさまざまなブランドで利用でき、2泊分の無料宿泊特典だけでも元が取りやすく、さらにレストランやホテルでの割引も充実している。国内外でアコーブランドのホテルを利用する機会が多い人にとって、有力な選択肢となりそうだ。