ニュース

近畿圏の高速料金見直し、具体案公表。上限料金引き上げ、深夜割引の設定、現金利用の最大料金化など

2023年12月22日 発表

近畿圏の主な見直し

 阪神高速道路、NEXCO西日本、日本高速道路保有・債務返済機構は、2024年6月から実施する「近畿圏の新たな高速道路料金の具体案」を発表し、意見の募集を始めた。ここでは主なポイントについて記述する。

 阪神高速では、2017年の料金体系変更で設定した激変緩和措置(普通車上限1300円)の見直しとして、上限料金の引き上げ(普通車1950円へ)を行なう。また非ETC車の料金を原則として最大料金(普通車1950円)とする。一方で、渋滞緩和を目的に20%の深夜割引を導入するほか、大阪都心部~関西国際空港方面の利用に上限料金(普通車1320円)を設定する。

 大阪・神戸都心部へ向かう際、迂回する経路で利用しても最短距離での料金計算となる流入割引については、神戸都心部東側からの流入でも同様の扱いを行なう。また、都心部を迂回して利用する場合でも最短経路を基準に料金を適用する制度を導入する。

 意見は日本高速道路保有・債務返済機構のWebサイトまたは郵送で2024年1月5日まで受け付けている。