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「CITY CIRCUIT TOKYO BAY」グランドオープン、1月からはレースプランも

2023年12月17日 グランドオープン

CITY CIRCUIT TOKYO BAY

 トムスは12月17日、都市型モビリティエンターテインメント施設「CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)」をグランドオープンした。

 同施設は、EVカートでの走行が楽しめるサーキット。国内トップクラスのレーシングチームを運営するトムスが運営し、10月28日にプレオープンしていたが、このほど正式にオープンした。

 経営戦略室長 CITY CIRCUIT総合プロデューサーの田村吾郎氏によれば、グランドオープン後は、利用者の声に耳を傾け、プレオープン時に課題としていたいくつかの点がアップデートされている。

 プレオープン時は2時間単位で入場枠を設定し、列に並んで次の走行を待つ形になっていたが、グランドオープンでは屋外コースが7分間、屋内コースが5分間の走行枠が設けられており、これをオンラインで予約する形になり、走行までの待ち時間が長くならないようになっている。

 料金体系については、屋外コースが1回の走行で平日が3500円、休日が4000円(18時以降は500円の追加)、屋内コースが2000円(18時以降はプロジェクションマッピング演出ありで3000円)となっている。

 屋外コースには、新たにラップタイムを掲示するディスプレイが設置されたほか、路面にスターティンググリッドが描かれた。モビリティ事業本部長 CITY CIRCUIT総合ディレクターの井上貴弥氏によると、2024年1月からはレースプランや貸切プランの提供も開始する予定とのこと。

田村吾郎氏(左)と井上貴弥氏(右)

 同氏によれば、現状の課題は週末のキッチンカー以外に飲食サービスがないところで、近隣のダイバーシティ東京やアクアシティお台場などの商業施設と連携し、割引クーポンを提供するなどして相互送客を図っていく方向で調整を進めているという。それでも、設備の面では、プレオープン当初には無かった飲料の自動販売機やウォーターサーバーが新たに設置され、快適性は向上しており、常にサービス改善に取り組んでいく意向だ。

 プレオープン期間中には延べ5000人が来場。3~4割がレーシングカート経験者、残りの6~7割のうち半分が初めての人、残りがインバウンド(外国人観光客)だったという。同社としてインバウンド向けのPRは全く行なっていないが、少しずつ受け入れ体制を整えていくという。

 同社では、2030年に国内外で100店舗の出店を目指すとしているが、田村氏は2027年に開業が予定されている「ひろしまモビリティワールド」内での営業を具体例に挙げながら、「プレオープンしたことで、さまざまなところから問い合わせをいただいている」と述べ、大小さまざまな形で出店を検討しているとしている。

施設内に自動販売機が設置されるなど、常に改良が重ねられている