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茨城県潮来市にハイブリッド型レーシングカート場「クイック潮来」オープン
2024年1月5日 15:52
- 2024年1月5日 取材
レンタルカートコース「クイック羽生」(埼玉県羽生市)を運営するスタジオビーは、1月15日にレーシングカートコース「クイック潮来」(茨城県潮来市大生804-352)をオープンする。
同サーキットは、元々JAF公認のレーシングカートコース「イタコモータースポーツパーク」として運営されてきたが、イオンタウン水戸南内で営業していたレンタルカートコース「クイック水戸」を移転させる形で、施設をスタジオビーが引き継ぎ、リニューアルオープンする。
イタコモータースポーツパークでは、競技用のレーシングカート車両を持ち込んでの走行が中心の営業で、レンタルカートでの走行は昼休みと夕方の時間帯に限定されていたが、クイック潮来では、レーシングカート用とレンタルカート用に順次走行時間枠を分けることで、常時レンタル走行が可能となる。
コースレイアウトは、イタコモータースポーツパークから2か所変更。従来の第2コーナーをイン側にショートカットするようなレイアウトとなり、第1コーナーと一体化。その先のバックストレート上にシケインが設けられている。全長は700mで、コーナー数は11となる。
レンタル車両は、270ccのエンジンを搭載したSodi製の大人向けカートが12台、160ccのエンジンを搭載したジュニア向けカートが4台、2人乗りカートが1台用意されている。クイック水戸で提供していた幼児向けの電動カートについては、施設の改修が必要になることから、検討中だとしている。
クイック潮来 店長の森田恒平氏によれば、1周あたりのタイムは、初心者で55秒~1分程度、中級者で50秒フラット、上級者で46秒程度。
森田氏は「競技用のレーシングカートが走るサーキットでレンタルカートを混在させ、いつ来てもどちらも乗れるというのは全国でもかなり珍しいコースになる。レーシングカートのレースを生で見たことがないという子どもたちが、その走行を見てレーサーに憧れ、レーシングチームに入ってステップアップする場にもなる」と“ハイブリッドコース”ならでの利点を語る。
料金体系については、15日の営業開始に向けて最終調整中で、決まり次第、Webサイトなどで案内するとしている。