マカオLRT、Barra延伸線開業。リゾートホテルの並ぶタイパ島と中心市街地のマカオ半島を接続

マカオLRT Barra延伸線

　三菱重工は、マカオLRT（Light Rapid Transit）の延伸プロジェクトから、Barra延伸線を12月8日に開業した。2019年に開業したタイパ線を起点とし、リゾートホテル群のあるタイパ島と中心市街地のマカオ半島を接続する。

　開業にあたっては、タイパ島とマカオ半島を接続する既存の橋梁内に専用レーンを敷設。新たに1駅を追設し、新路線の距離は3.2kmにおよぶ。

　マカオを訪れる観光客が増加するなか、このたびの新路線によるさらなる交通利便性の向上と交通渋滞の緩和が見込まれている。

　マカオLRTは、電力駆動により完全自動走行する新交通システム、全自動無人運転車両（AGT：Automated Guideway Transit）システムを採用している。同社は新興住宅地の石排湾地区をむすぶ石排湾延伸線や、マカオ対岸の中国・横琴島へ伸びる横琴延伸線の開発も受注中。

橋梁内部LRT専用レーン イメージ図

マカオLRT路線図。オレンジの枠が新路線のBarra延伸線

マカオLRT タイパ線