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「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」10月6日開業。虎ノ門ヒルズがついに完成
2023年7月27日 17:34
- 2023年10月6日 開業
森ビルは、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」を10月6日に開業すると発表した。これにより、虎ノ門ヒルズがついに完成する。
「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」開業に伴い、これまでの地下鉄駅にはなかった開放的な駅前広場「ステーションアトリウム」や、桜田通り上にかかる幅員20mの大規模な歩行者デッキ「T-デッキ」を整備することで、エリア全体の回遊性と賑わいを創出。
また、情報発信拠点「TOKYO NODE」「ステーションアトリウム」と直結したマーケット「T-MARKET」、東京初進出となる「アンバウンド コレクション by Hyatt」の「ホテル虎ノ門ヒルズ」、エリア初となる大型セレクトショップやレストランフロアなどが新たに街に加わる。
ステーションタワーは地上49階、地下4階、高さ266mの多用途複合超高層タワー。開業により、虎ノ門ヒルズは区域面積約7.5ha、延床面積約80万m2となり、六本木ヒルズに匹敵するスケールになるという。
TOKYO NODE
ステーションタワーの最上部(45階~49階、一部8階)には、地上250mという都内随一の高さ(49階)からの眺望を誇る、約1万m2の新たな情報発信拠点「TOKYO NODE」を用意。NODEは結節点を意味し、ビジネス、アート、エンターテイメント、テクノロジー、ファッションなど、領域やジャンルを超えてさまざまなコラボレーションを促進。新たな体験や価値、コンテンツや情報を創出し、世界に向けて発信していくという。
TOKYO NODEの中心となるのは、46階のメインホール「TOKYO NODE HALL」。皇居を臨む東京の眺望を背景に、プレゼンテーションやパフォーマンスを行なうことができる。ほかにも、360度の没入空間を演出できるドーム型天井を備えた「TOKYO NODE GALLERY A」や、1020m2の大空間「TOKYO NODE GALLERY B」などを設置。地上250mの49階には、オープンエアの広大なスカイガーデンと象徴的なインフィニティプールを配した。
また、フォーマルからカジュアルまで4つの飲食施設を配置する。最上階49階にミシュランフレンチ3つ星を獲得したシェフ小林圭が新たに立ち上げるコンセプトレストラン「KEI COLLECTION PARIS」と、ミシュラン1つ星店のシェフを務めた北村啓太が手掛けるフレンチガストロノミー「apothéose(アポテオーズ)」がオープン。45階にはオールデイダイニング「TOKYO NODE DINING」、8階にはカフェ&バー「TOKYO NODE CAFE」を設ける。いずれも通常の利用に加え、ケータリングやコラボレーションカフェなどとしてイベントとも連動する。
さらに、8階には、XRライブの配信が可能な最新鋭のボリュメトリックスタジオなどを備えた、クリエーターとの共創の場「TOKYO NODE LAB」も設置した。
商業施設
地下2階~地上7階には、約70店舗、約1万1200m2の新たな商業空間が誕生する。店舗は10月6日以降、順次オープンする予定。
地下2階の駅前広場ステーションアトリウムに直結する「T-MARKET」(約3000m2)には、飲食・物販など多様な27店舗が集積。2・3階には、国内セレクトショップ大手「ベイクルーズ」によるエリア初の大型セレクトショップ(約2800m2)が配されるほか、ビブグルマン獲得店や予約困難な人気店など多様な飲食店舗が集まるダイニングフロア(4階/約1500m2/20店舗)、気軽に立ち寄れる飲食と食物販のフロア(地下1階/約860m2/4店舗)、これまで虎ノ門エリアになかった大型フィットネス(5階/約2000m2)などが出店する。
東京初進出のアンバウンド コレクション by Hyatt「ホテル虎ノ門ヒルズ」
1階、11階~14階には、客室数205室、標準客室約27~34m2の新たなホテル「ホテル虎ノ門ヒルズ」が出店する。オープンは11月、ブランドはハイアットの東京初進出となる「アンバウンド コレクション by Hyatt」。
コンセプトは街のさまざまな施設や機能と連携する「街のホテル」であり、街に開かれたレストランやカフェ、ラウンジを備えた「虎ノ門のアーバンリビングルーム」としている。ホテル内に設けられる都心の眺望を臨むラウンジはワーキングスペースとして利用できるほか、シャワーブースやリラクゼーションルーム、ミーティングルームも備えており、さまざまな利用シーンに対応する。
また、メゾネットが特徴的なスイートは、プライベートな空間で小規模なイベントを催すことができるユニークな空間となっている。
オフィスエリア
ステーションタワーのオフィスは、9階、10階、15階~44階(32フロア)、総貸室面積約10万7000m2(約3万2400坪)で誕生する。基準階面積約3400m2(約1000坪)、コアから窓面までの距離約18.5mの開放的な無柱空間は、企業のニーズや新たな働き方のスタイルなどに応じて、自由にレイアウトすることができる。
加えて、各バンク上層2フロアの東西面2か所、計8か所に、ワーカー同士のコミュニケーションやコラボレーション促進を目的とし、吹き抜け空間や上下階をつなぐ階段をあらかじめ設けた「マグネットゾーン」を整備した。
©The Boundary
©DBOX for Mori Building Co., Ltd.