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JATA海外旅行促進プロジェクト始動。航空券プレゼントやパスポート取得費用サポートなど、JOTC会長「海外を当たり前に楽しめるように」
4月1日スタートにあわせ、特設サイトも公開
2023年3月29日 17:58
- 2023年3月29日 発表
JATA(日本旅行業協会)は3月29日、「JATA海外旅行促進プロジェクト」の立ち上げと今春より本格始動するキャンペーンについて記者発表を行なった。
登壇したのは日本旅行業協会 副会長で海外旅行推進委員会委員長兼、JOTC(アウトバウンド促進協議会)の会長を務める酒井淳氏ら5名。
同プロジェクトはJATAの内部組織であるJOTCを中心に、旅行会社・空港会社・航空会社・各国観光局・大使館が一体となり、海外旅行のさらなる需要喚起を図る取り組み。キャッチコピーは「今こそ海外!いつ行こうから、いますぐ行こうへ!」。
新型コロナ対策の段階的な規制緩和を受け、2022年7月には「JATA海外旅行再開プロジェクト」など実施してきたが、本年度は5月8日に新型コロナの位置付けを季節性インフルエンザと同じ感染症法上の5類へ移行するという政府方針に伴い、検疫に関わる水際規制も廃止される。
これらの状況を踏まえ約3年ぶりに海外旅行の本格的な需要回復が期待されるとして、海外旅行や航空券、特産品などが当たるSNS投稿キャンペーンやパスポートの取得費用をサポートするキャンペーンなど、4種類の企画を4月1日より順次展開していく。
酒井氏は「今年は間違いなく本格的な海外旅行の需要回復が見込める。より多くの日本の皆さまが海外旅行を当たり前のように楽しめる環境を作っていく。そのため本プロジェクトでは、継続的・多面的に、業界を挙げて進めていく」と説明した。
また観光庁からも「アウトバウンドの本格的な回復に向けた政策パッケージ」が発表されており、今後業界は観光庁と連携し、日本からの出国人数を2019年の水準である2000万人までに回復することを目指すという。
「海外旅行促進プロジェクト」の実施概要は次のとおり。詳細は、4月1日より公開するキャンペーン特設サイトにて随時発表していく。
JATA海外旅行促進プロジェクト
応援投稿キャンペーン(第1回)
2023年1月1日~5月31日の期間に海外旅行先で撮影した思い出の写真とコメントをキャンペーン特設サイトから投稿。各協賛団体が「いいね!」の数や内容を審査し、当選者を選定する。今後は7~8月に第2回、12~1月には第3回の開催を計画している。
応募資格: JATA会員旅行会社を通じて予約・手配し海外旅行した一般旅行者
応募期間: 2023年4月1日~5月31日
賞品: 海外旅行、国際線航空券、モデルプレーン、海外の名産品など49点
当選発表: 2023年6月下旬
現地のZ世代イチ推し!Twitter投稿
日本の若者(Z世代)に向けて、海外で流行しているモノやコトを広く伝えるTwitter投稿を行なう。JATA会員旅行会社が「いいね!」やリツイートすることで拡散を図り、国際交流の機運を高める。
またフォロワー数増加のため「フォロー&リツイートキャンペーン」を実施。抽選で50名にキャンペーンロゴ入りのモバイルバッテリーをプレゼントする。
Twitterアカウント: 日本旅行業協会公式(@jataoutbound)
投稿期間: 2023年5月8日~
フォロー&リツイートキャンペーン期間: 2023年4月17日~28日
夏旅Wキャンペーン
夏休み期間(7月~8月)を対象に実施予定。詳細は5月中旬を目途にキャンペーン特設サイトで発表する。
パスポート取得費用サポートキャンペーン
夏休み期間(7月~9月)にパスポートを新規取得した、あるいは期限切れのパスポートを取り直したという人に対してその費用を半額支援。抽選3000名(予定)に8000円分の電子ギフトをプレゼントし、パスポートの取得率向上を図る。詳細は5月中旬を目途にキャンペーン特設サイトで発表する。