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EcoFlow、コスパ最強をうたう1000Wh以下のポータブル電源「RIVER 2」シリーズ

2022年10月25日 発売

(左から)「RIVER 2 Pro」「RIVER 2 Max」「RIVER 2」

 EcoFlow Technology Japanは、1000Wh以下クラスのポータブル電源「RIVER 2」シリーズを10月25日以降に順次発売する。

 同社では、1000Wh以下の商品となるRIVERシリーズを展開してきたが、新モデルとなるRIVER 2ではリン酸鉄リチウム電池を採用。三元系リチウム電池を使用していた従来モデルと比べ、容量性能の面で80%以上を持続するサイクルライフが800回から3000回になり、長寿命化を実現している。

 EcoFlowジャパンマーケティングマネージャーの徐偉博(シュウ・ウェイボ)氏によれば、ポータブル電源の普及するに従い、価格が安く、購入しやすい1000Wh以下の商品の需要が増加する傾向にある。消費者の意向調査では、ポータブル電源購入の障壁として、価格が高いことや重く、かさばること、安全性といった点が上位に来ており、こうした課題の解決を狙ったのが今回のRIVER 2シリーズだという。

EcoFlowジャパンマーケティングマネージャーの徐偉博(シュウ・ウェイボ)氏

 ラインアップとしては、容量が256Whの「RIVER 2」、512Whの「RIVER 2 Max」、768Whの「RIVER 2 Pro」の3商品を用意。エントリーモデルの比較では、旧「RIVER」が重さ5kgで価格が3万9600円だったのに対し、「RIVER 2」は3.5kg、2万9900円となっており、満充電にかかる時間も1.6時間から1時間に改善している。

 なお、「RIVER 2 Max」と「RIVER 2 Pro」の価格については、それぞれ6万4900円、8万8000円で、従来モデルよりも若干の値上げとなっている。

 いずれのモデルも電池残量0%から100%になる時間を短縮するX-Stream技術や、接続した機器への出力電圧を調整することで定格以上の出力を要する機器を使用できるようにするX-Boost機能を搭載している。

利用イメージ

 また、従来モデルは天面にアーチ状の取っ手が設けられていたが、新モデルでは背面上部にシンプルな取っ手を設ける形に変更され、天面がフラットとなったことで、上に物が置けるようになっている。同社によれば、耐荷重は80kgで、キャンプなどで椅子代わりに腰掛けることも可能だという。

RIVER 2(左)とRIVER(右)。天面のデザインを一新している

 徐氏によると、11月には写真家で映画監督の蜷川実花氏とコラボした「RIVER 2」のスペシャルエディションも登場する予定。同社の製品のユーザーは30代男性が多く、新たに20代や女性にもアプローチしたいということで、今回のコラボが企画されたという。詳細は決まり次第、アナウンスされる。