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世界で唯一“野生コアラ”に会えるオーストラリア。アニマルスポット&最新ホテルなど、政府観光局がオススメを紹介

2022年9月7日 発表

オーストラリア政府観光局が現地の最新情報をリリース

 オーストラリア政府観光局は9月7日、現地の最新情報を公開した。南半球に位置するオーストラリアでは、これから暖かく過ごしやすい春の季節を迎え、自然アクティビティや動物とのふれあいを楽しめる好機となる。

 また、オーストラリアに拠点を置くジェットスターがこの夏から成田~ケアンズ線、成田~ゴールドコースト線、関空~ケアンズ線を再開したことに加え、カンタス航空が羽田~シドニー線を9月13日から運航再開。ますます主要都市部や大自然エリアへの渡航がしやすくなっているという。そんななか当局がお勧めする、観光スポットや新オープンの宿泊施設を紹介する。

“野生コアラ”に会えるお勧めスポット

 固有動物の野生コアラが生息しているのは、世界中でオーストラリア大陸のみ。動物園とはひと味違い、コアラ本来の生態を間近で見られるという施設は以下のとおり。詳しくは観光局Webサイトの「動物と出会える場所」から。

オーストラリアン・コースト・サファリ

 アシカやホオジロザメなどの海洋生物に会えることで有名な南オーストラリア州エアー半島に位置。コアラの大群が生息するユーカリの森を散策できる。

ユー・ヤングス

 年々コアラの生息数が減少するなか植林活動を進め、野生での繁殖に成功したビクトリア州にある施設。エキドナ・ウォークアバウト・ネイチャー・ツアーズなどでコアラに会える。

サザン・ハイランド

 シドニー中心部からわずか1時間のところに位置。コアラをはじめ、カンガルー、カモノハシ、ハリモグラ、エミューなど、オーストラリアを代表する動物たちが生息している。

ユー・ヤングスやサザン・ハイランドなど、現地の各ツアー会社がコアラに出会えるスポットを案内

古き良き時代の“オージー・モーテル”が続々開業

 ここ数年のあいだ、最新設備を整えながらも懐かしの黄金時代を再体験できるレトロなモーテルが次々と開業。静かで趣のあるロッジから海辺のブティックまで、モーテルスタイルの滞在が楽しめるという。詳しくは「宿泊施設・ホテル完全ガイド」から。

マレニー・ロッジ

 場所はクイーンズランド州マレニーの中心部。1905年に建てられた古い建物を、ブティックホテルとして2022年5月にリニューアルオープン。個性的なデザインの部屋ではロッジのレトロな美しさを満喫できるという。

カイヤ・ブティック

 2021年12月、ニュー・サウス・ウェールズ州ブルー・マウンテンズにオープン。以前は伝統的なモーテルだった施設を改装し、170人収容のレストラン&バー「Blaq」を新設。ウェディングやイベントにもお勧めとのこと。

ザ・マイザ

 ゴールド・コースト空港から約11分の場所に、2021年3月オープンしたブティック型高級モーテル。パームスプリング・スタイルのピンクを基調としたインテリアや寛ぎのプール、中庭を備える。

マレニー・ロッジ
カイヤ・ブティック
ザ・マイザ

土地を生かした壮大な“野外アート”を体験

 オーストラリア各地では、南半球最大級を誇る夜の芸術イベント「ビビッド・シドニー」をはじめ、さまざまな野外アートが楽しめる。詳しくは、「屋外アート・ギャラリー体験」から。

スカルプチャー・ダウン・ザ・ラクラン

 2022年6月、ニュー・サウス・ウェールズ州フォーブスにオープン。100kmにわたるトレイルを散策しながら、高さ12mの鋼鉄製オオトカゲやスティーブン・キングの塔など、壮大なアート作品を鑑賞できる。

アンダー・ザ・サーフェイス

 2022年6月にオープンした先住民アーティストによるアート・トレイル。場所はメルボルン市街地からクルマで4時間ほど。散歩やサイクリングしながら、橋や地下道に施された色彩豊かな作品を楽しめるという。

トーマス・ダンボの彫刻展

 国際的に有名なデンマークのリサイクル・アーティスト、トーマス・ダンボ氏による迫力の彫刻展が、2022年末までにオープン予定。場所は西オーストラリア州マンドゥーラ。「ゴミから宝物へ」をテーマに、リサイクル素材や地元産の素材で制作した作品を展開する。

スカルプチャー・ダウン・ザ・ラクラン
アンダー・ザ・サーフェイス
トーマス・ダンボの彫刻展