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西武と巨人のレジェンドOBとドームへの旅を楽しむ貸切電車。石毛宏典と角盈男が“らしさ”爆発の受け答え!
西武トラベル「レジェンド・エクスプレス・ツアー」
2022年6月8日 17:00
- 2022年6月7日~9日 開催
2022年もプロ野球の交流戦が5月24日から開始され、6月12日まで各地で熱戦が繰り広げられる。普段は対戦しない両リーグのチームが顔を合わせることから、ペナントレースとは異なる試合に心躍るファンも多いはずだ。
その交流戦をさらに盛り上げるために企画されたのが西武トラベルの「レジェンド・エクスプレス・ツアー」で、埼玉西武ライオンズ対読売ジャイアンツの交流戦開催に合わせ、6月7日~9日の3日間にかけて行なう。このツアーの目玉は、貸切電車にそれぞれの球団で活躍したレジェンドOBがツアー客と一緒に乗車し、交流しながら西武池袋駅から試合開催地ベルーナドームのある西武球場前駅まで約1時間の旅を楽しめるというところにある。
今回のツアーに参加するレジェンドOBは、主に1970年代~2010年代に活躍した総勢11名で、各日9名(両チーム各5名)が40000系車両(10両編成)の各担当号車に乗車する。ツアー客は希望する号車を指定して申し込めるようになっていた。初日に参加したのは、西武側が平野謙氏、松沼博久氏、石毛宏典氏、西崎幸広氏で、巨人側が鹿取義隆氏、定岡正二氏、槙原寛己氏、村田真一氏、角盈男氏だ。
ツアー行程のなかには、レジェンドOBによるトークショー、レジェンドOBとの写真撮影などが組み込まれており、西武球場前駅に到着した際は、各号車ごとに当日参加したレジェンドOB全員と団体記念撮影(開催後にWebから購入可能)もできるようになっている。このほか、乗車記念品として、マフラータオルと乗車車両のレジェンドOBがサインした色紙も用意されている。旅行代金は1名1万2000円。
レジェンドOBの代表インタビューでは、石毛宏典氏と角盈男氏がツアーの感想などを語った。
――本日のレジェンド・エクスプレス・ツアーはいかがでしたか?
石毛氏:久々にファンの目の前で生の声で発信させてもらって、久々にいい気分を味わえたことに感謝しています。いろいろな質問を受けました。野球ファンってありがたいなと。そのファンの方に少しでも喜んでいただけるような時間を作り出せたのではなかろうかと思います。本当にいい一日、いい時間を過ごせました。ありがとうございました。
角氏:とにかく今のプロ野球に少しでも応援ができないか。レジェンドが協力してこういったものが実現し、非常に楽しい一日を過ごせました。
――3連戦の展望はどのように見てますか?
角氏:交流戦を制するものがペナントを制すると言うのも過言ではありません。西武ライオンズはちょっとチャンスがないかなと(笑)。今、うち(巨人)はいい位置にいるので、1位のヤクルトに追い付くには今回は3連勝しなくてはいけないかなと。頑張ってください。原監督、よろしくお願いいたします。
石毛氏:西武ライオンズは故障者が多くてですね、なかなかフルメンバーで組めない状況ですが、ここで若林が台頭してきたりしてですね、一つ一つ上向いていると思います。やっぱり巨人勢相手だと力が入りますので、なんかちょっと低迷していますが、巨人戦という起爆剤をもらってですね、辻監督中心にライオンズの底力を発揮してほしいですね。3連戦、3連勝と行きましょう!
――車内で行なうイベントはめずらしいと思うのですが、いかがでしたか?
石毛氏:いやー、初めてですよね。やっぱりグランドとスタンドは距離がありましたよね。この年になって、近いとこでいろいろな話ができたのはよかったです。多少現場を離れて年はいってますけど、年いったなりの野球界の見方だとか歴史とかがあるので、あるときは昔で今は未来に向けて、どんな野球界になってほしいのかなというような交流を深めることができたので、すごい有意義な時間でした。
角氏:僕の方は企画の段階からも入っていたのですが、とにかく今のプロ野球を応援したいという気持ちです。レジェンドの力を借りてファンとの距離を縮めて、今のプロ野球をもっとよくしたいという想いで、その手助けができればと。初めての試みでしたが、チャレンジしてよかったと思います。
初日は80人ほどのファンが参加して行なわれたレジェンド・エクスプレス・ツアー。降車する際の参加者は一様に笑顔で、車内の楽しさが伝わってきた。駅を出る際もスタッフに「今年だけなの? 来年はやるの? やるなら絶対にまた申し込む」と話しかける参加者の姿もあった。