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西武新宿線、JR/東京メトロとつながる地下通路の早期実現・踏切除去と立体交差事業を加速

2022年度設備投資計画

2022年5月12日 発表

西武鉄道が設備投資計画を発表した

 西武鉄道は5月12日、2022年度の鉄道事業設備投資計画を発表した。安全対策・サービス向上・環境対策などに総額245億円を投資する。

 このうち、「次世代新宿線」と銘打つ施策では、7か所の踏切を除去して地下化を進める「中井~野方駅間連続立体交差」、5か所の踏切を除去して高架化を進める「東村山駅付近連続立体交差」という事業中の2件の取り組みについて、さらに促進していく。

 井荻~西武柳沢駅間については2021年11月に高架化の都市計画が決定しており、野方~井荻駅間は2016年に月に東京都により新規に着工を準備する区間として社会資本総合整備計画に位置付けられている。この2件についても早期の事業化へ向けて準備を進めていくという。

 また、2021年度に西武新宿駅直結の地下街(新宿サブナード)とJR/東京メトロ側の地下街(メトロプロムナード)を結ぶ新しい地下通路の都市計画が決定されているが、早期実現に向けた協議を加速する、としている。

新宿線の立体交差事業
中井~野方駅間連続立体交差事業
東村山駅付近連続立体交差事業

 このほか、2023年に予定している「ワーナーブラザース スタジオツアー東京 メイキング・オブ ハリー・ポッター」の開業へ向けて、池袋駅と豊島園駅でリニューアルを実施する。池袋駅では1番ホームと2番ホームにロンドンのキングスクロス駅を思わせる意匠を取り入れ、豊島園駅ではホグズミード駅を彷彿とさせる赤基調のデザインに改修する。

池袋駅のリニューアル
豊島園駅のリニューアル