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Google ストリートビュー誕生15周年! これまでの歩みを検索ランキングで振り返る

Google「ストリートビュー」機能がサービス開始から15周年を迎えた

“世界の360度の地図を作りたい”という、Google創業者の1人であるラリー・ペイジ氏の発想から端を発し、2007年にサービスを開始した「ストリートビュー」が、5月に15周年を迎えた。日本でサービスを開始したのは2008年のこと。現在では、世界100を超える国や地域の地図を網羅している。

 過去15年間、地球を400以上周回した距離にも相当する、1600万Km余りをストリートビューカーで走行し、1700億枚を超える画像を撮影してきたという。クルマが走行できない場所を撮影するためには背負って歩くトレッカーを使い、ボートやラクダ、日本では秋田犬などがそのトレッカーを運んで撮影を行なうこともあった。さまざま工夫を凝らし、今では海に潜ったり、世界各地の美術館を巡ったりすることもできる。

「ストリートビュー」これまでの歩み

 そんな「ストリートビュー」で、ここ1年のあいだに最も検索されたスポットのランキングは以下のとおり。

人気の国と地域トップ15

1. インドネシア
2. アメリカ
3. 日本
4. メキシコ
5. ブラジル
6. スペイン
7. イタリア
8. 台湾
9. フランス
10. イギリス
11. アルゼンチン
12. トルコ
13. コロンビア
14. タイ
15. フィリピン

日本の名所トップ10

1. 東京スカイツリー(東京都墨田区)
2. 冒険ランド(神奈川県横須賀市)
3. 浅草寺(東京都台東区)
4. 東京タワー(東京都港区)
5. 鉄人28号モニュメント(兵庫県神戸市)
6. 大阪城(大阪府大阪市)
7. 日田 進撃の巨人 大山ダム銅像(大分県日田市)
8. 東京ディズニーランド(千葉県浦安市)
9. 天空の村・かかしの里(徳島県三好市)
10. 東京駅(東京都千代田区)

 2021年に新しく導入した「ライブビュー」機能では、建物内の物体の正確な高度と配置を理解し、空港や駅など、ナビゲートしにくい屋内で目的の方向を把握できるようになった。東京で使える場所は現在、羽田空港、新宿駅、東京駅、秋葉原UDXモール。対応する場所は、まだまだ増える予定だ。

 さらに、今後展開が予定されているのは「Immersive View(イマーシブビュー)」機能のサービス。コンピュータービジョンとAIの進歩により、数十億枚もの画像を融合して没入感のある画像を作成することができる。これにより、実際に訪れる前に特定の場所を探索して体験できるという。

 また、現在「ストリートビュー」15周年を祝って、これまでデスクトップでのみ利用可能だった「タイムマシン」機能が、AndroidとiOSにも追加されている。スマホの「ストリートビュー」で目的地の画像を表示すると、画面を下から上にスワイプするだけで、2007年以降に公開された過去の画像を見ることができる。