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ハワイ州観光局、文化理解を深めるハワイ語月間。次の旅行で使える表現の学習も

「マヒナ・オレロ・ハワイ」

2022年2月1日~ 順次実施

ハワイ州観光局はハワイ語のプロモーションキャンペーンを実施する

 ハワイ州観光局は、ハワイ州が2月にハワイ語月間「マヒナ・オレロ・ハワイ(Mahina ʻŌlelo Hawai’i)」に制定して10年目の節目を迎えることから、ハワイ語を通してハワイの文化への理解を深める「マヒナ・オレロ・ハワイ」プロモーションキャンペーンを実施する。

 2月に公式SNSでハワイ語の魅力を紹介するキャンペーンを展開するほか、ハワイ州公式ラーニングサイト「アロハプログラム」にハワイ語を学ぶ講座シリーズのページを作成し、学ぶ環境を整えた。

ハワイ語月間「マヒナ・オレロ・ハワイ」プロモーションキャンペーン概要

ハワイ州観光局公式Instagram

・毎週月曜の朝、1日をポジティブな気分で過ごせるハワイ語の格言をリールで紹介
・ハワイ語レッスン動画、ALOHAの意味、ハワイ語クイズなどをストーリーズで投稿
実施期間: 2022年2月3日~11日
参加方法: 公式アカウント(@gohawaii_jp)をフォローし、キャンペーン投稿に「いいね」と好きなハワイ語と理由をコメント
賞品: ハワイ州観光局キャラクター「Shakaちゃん」オリジナルグッズを抽選で5名にプレゼント

ハワイ州観光局公式Twitter

・期間中、1日1ハワイ語を毎日紹介
実施期間: 2022年2月1日~28日
参加方法: 公式アカウント(@gohawaiijp)をフォローし、キャンペーン投稿に「いいね」と好きなハワイ語と理由をコメント
賞品: ハワイ州観光局キャラクター「Shakaちゃん」オリジナルグッズを抽選で5名にプレゼント

ハワイ州観光局公式Facebook

・毎週月曜にハワイ語の格言を投稿
・毎週水曜にハワイ語のクイズ、木曜日にクイズの答えと解説を投稿
・金曜にハワイ語で歌われているハワイミュージックを紹介
Webサイト: gohawaiijp

アロハプログラム公式Facebook

・「マヒナ・オレロ・ハワイ」クイズウィークキャンペーン
実施期間: 2022年2月21日~28日
参加方法: キャンペーン投稿に「いいね」、専用フォームからクイズに回答
賞品: オハナラーニング、ミニノート、ボールペン、ミニキーホルダーを15名にプレゼント
Webサイト: aloha.program

ハワイ州観光局公式LINEアカウント

・毎週、LINE VOOM(旧タイムライン)に格言を投稿
・「シャカちゃんと対決!」タブでハワイ語クイズ対決機能を実装(2月末まで)
・「マヒナ・オレロ・ハワイ」オレロマンス&クイズ機能の紹介をトークルームに配信
Webサイト: 公式LINEアカウント

ハワイ語を学ぶ講座シリーズ

ハワイ州公式ラーニングサイト「アロハプログラム」にハワイ語を学ぶ講座シリーズのページを設け、ハワイ語の基本、地名、格言など、ハワイ語について学ぶために役立つ講座をまとめた。

ハワイ語を学ぶウェブセミナー

ハワイ語レッスン① ハワイ語を使って次のハワイ旅行をもっと楽しく!
ハワイ語レッスン② ハワイ語アルファベット
ハワイ語レッスン③ オキナとカハコー
ハワイ語レッスン④ 名前は何ですか?
ハワイ語レッスン⑤ ハワイ語で数字を数えよう
ハワイ語レッスン⑥ ハワイ語で色を覚えよう
ハワイ語レッスン⑦ ハワイ語の時間 いま何時ですか?
ハワイ語レッスン⑧ ハワイ語で家族構成
ハワイ語レッスン⑨ 体のパーツを覚えよう
ハワイ語レッスン⑩ ハワイ語でキッチンにあるものを言ってみよう
ハワイ語レッスン⑪ ハワイ語で食べ物
ハワイ語レッスン⑫ ハワイ語で反対の意味の言葉
Webサイト: セミナーページ

ハワイ語月間の背景

 現在、ハワイ州は英語とハワイ語を公用語に指定しているが、かつてハワイ語の使用が禁止されていた時代があった。1896年にハワイ語の使用が禁じられ、20世紀になるとハワイ語を話す人が激減し、その後1980年ごろにはハワイ語を話せる人が2000人以下になった。

 そのころ、ハワイ文化復興運動(ハワイアンルネッサンス)が広がり、固有の言語なくして文化は残せないという考えのもと、ハワイ語を継承していくための教育が見直され、1978年にはハワイ語が英語と並びハワイ州の公用語として認定され、公立学校の必須科目になった。現在は、ハワイ大学ヒロ校によるとハワイ語を話せる人はおよそ3万人いると推定されており、増加傾向にあるという。

 2012年のハワイ州改正法により、2月をハワイ語の継承、使うことを奨励するハワイ語月間「マヒナ・オレロ・ハワイ」が制定された。マヒナとはハワイ語で「月」、オレロは「言語」を意味する。

 ハワイ語は、ポリネシア諸語に属するタヒチ語と同じ系統の言語で、書き言葉を持っていなかったことが特徴の一つ。声に出した言葉が、現実の事柄に何らかの影響を与えると信じられており、よい言葉を発すればよいことが起こり、不吉な言葉を発すれば凶事が起こると考えられていた。

 ハワイでは言霊を「マナ」という言葉で表現し、マナは霊的な力であり、生命力であると考えられている。言葉、人、土地、物など万物にマナが宿っていると考えられ、それらを大切に想う心を象徴する言葉が「マラマ」。ハワイ州観光局は、ハワイの文化を理解するためにハワイ語を学ぶことは不可欠であると考えることから、同キャンペーンを実施するという。