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【旅を楽しく!東海道新幹線 駅弁だより】N700Sとともにデビューした「東海道新幹線富士山弁當」

連載 第6回

東海道新幹線富士山弁當

 はじめまして! JR東海(東海旅客鉄道)グループのJRCP(ジェイアール東海パッセンジャーズ)で駅弁製造部門に在籍する和田と申します。JRCPは東海道新幹線の車内販売のほかにも、駅売店や車内で販売している弁当の企画・製造を行なっています。連載企画「東海道新幹線 駅弁だより」第6回は、私が「東海道新幹線富士山弁當」を紹介します!

 実は1月に、全国スーパーマーケット協会主催の「デリカテッセン・トレードショー」内の企画「お弁当・お惣菜大賞2021」で「東海道新幹線富士山弁當」が入選したばかりでもあり、お弁当自体も大変ご好評をいただいておりまして、そのご愛顧にお応えしたい思いで価格を「1380円」から「1180円」に値下げしたこともありとなかなかホットな商品ですので、第6回に選ばせていただいた次第でございます。

ジェイアール東海パッセンジャーズの和田が「東海道新幹線富士山弁當」を紹介させていただきます!

 東海道新幹線富士山弁當は、新幹線新型車両「N700S」の営業運転開始にあわせた2020年7月1日に発売しました。弁当のテーマはその「N700S」と「富士山」。大きな赤富士をバックに走行するN700Sをあしらったフタを開けると……大きな富士山をかたどった盛付がインパクト大です。

 そしてその富士山の麓を走行する様をイメージして、箸袋にはN700Sをデザインしています。東海道新幹線の車窓から富士山を見つけたら、東海道新幹線富士山弁當と一緒に写真に撮って、旅の思い出の一つにしていただけたらという願いを込めています。

 具材も「東海道新幹線沿線」をテーマにしておりまして、東京をイメージしたあさり煮付や穴子天ぷら、愛知県産の釜揚げしらす、大阪をイメージした牛すじ煮や芋・タコ・南瓜(関西風に呼ぶと“なんきん”ですね)の煮物など、沿線の味わいをお楽しみいただけます。

 脇役に見える食材にも、実は意味があるんです。富士山の下にあるれんこんは、穴を新幹線が通過するトンネルに見立て、しらすは富士山の雪景色を、あさりは下に配置することで海をイメージしています。

 そしてこの盛り付けがとても難しいんです! 富士山の雪景色に見立てた釜揚げしらすと錦糸玉子の部分を、きれいな帯状に見えるよう盛り付けるのはとてもテクニカルで、現場のベテランもなかなか苦労しているとか(苦笑)。

 いろいろな思いを込めた「東海道新幹線富士山弁當」、ぜひ車窓越しの富士山とともにご賞味いただけたら幸いです!

東海道新幹線富士山弁當
東海道新幹線富士山弁當

発売日: 2020年7月1日
価格: 1180円
カロリー: 743kcal
主な具材:
[富士山部分]黒米飯、釜揚げしらす、あさり煮付、いくら醤油漬、枝豆煮、蓮根酢漬
[おかず]赤魚醤油焼、穴子天ぷら、玉子焼、梅干、牛蒡甘辛煮、煮物
購入可能箇所:
東京駅、品川駅、新横浜駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅の「デリカステーション」など弁当売店
Webサイト: 東海道新幹線富士山弁當
※N700Sをデザインした箸袋は無くなり次第終了