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JR東日本、水郡線を2021年3月27日に全線運行再開。2021年夏の復旧予定を前倒し
2020年12月21日 13:24
- 2020年12月18日 発表
JR東日本(東日本旅客鉄道)は12月18日、2019年10月の台風19号(東日本台風)の被害で一部区間が不通となっている水郡線について、2021年3月27日に全線再開することを発表した。
水郡線は2019年東日本台風で橋梁が流出するなどの被害を受け、西金駅~常陸大子駅間で運行を見合わせた。その後、2020年7月4日に西金駅~袋田駅間で運行を再開。現在は、袋田駅~常陸大子駅が不通となっている。
JR東日本 水戸支社では、流出した橋梁の復旧にあたって、再度被災しないよう橋梁設計の見直しなどを行なうとし、全線復旧は2021年夏ごろになるとの見通しを示していたが、2021年3月27日へと前倒ししての運行再開を実現した。2021年3月13日~26日には袋田駅~常陸大子駅間で試運転列車を運行する。
なお、2021年3月26日までは現在運行している上小川駅~常陸大子駅間の代行バス輸送を継続する。
JR東日本による全線再開日決定を受け、茨城県の大井川和彦知事は「JR水郡線が大幅な前倒しで全線開通することになり、JR東日本水戸支社ならびに、多くの関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。沿線自治体はもとより、通勤・通学で利用される方々にとりましても待望の開通であり、コロナ禍にあって、大変明るい話題として、県民に夢と希望を与えるものであります。来春には是非、水郡線をご利用いただき、多くのお客様に沿線地域の魅力をお楽しみいただけることを期待しております」とのコメントを発表している。