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VICSセンター、プローブ情報を活用した道路交通情報サービスの実証実験を継続

2020年9月30日 発表

実証実験の概要

 道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)は、日本道路交通情報センター(JARTIC)と共同で4月から実施してきたプローブ情報を活用した道路交通情報サービスの実証実験を10月以降も継続すると発表した。

 実証実験は、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業といった自動車メーカーと通信カーナビを販売するパイオニアから提供された自動車の実走行データ(プローブ情報)を活用し、VICSのセンサー(感知器)が設置されていない道路でも渋滞情報を得られるようにしようというもの。

 東京2020オリンピック・パラリンピックの開催にあわせ、関東の1都6県で4月~9月に実証実験を行なう計画だったが、東京2020の延期に加え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う外出自粛でプローブ情報の収集量が減るなど、想定外の影響が出た。

 VICSセンターでは、実証実験を継続することで、さらなる検証と精度の改善を図っていくとしている。

プローブ情報収集量の推移