VICSセンター、イベント開催時の通行規制予告の情報提供トライアル。5月26日から試行

VICSセンターは、イベント開催時の規制予告の情報提供を5月下旬から試行する

　VICSセンター（道路交通情報通信システムセンター）は5月24日、VICS FM多重放送サービスで、VICS WIDE対応車載機にイベント規制予告の情報提供を試行することを発表した。

　大規模イベント開催時に、関係者や観客のスムーズな移動を確保することと、一般ドライバーの通常活動への影響を抑えることを両立するためには、規制の事前提供が大きく寄与すると考えて行なわれるもの。

　イベント開催に先立ち、車載機の地図画面上に、イベント開催時に予告されている規制情報をエリア表示。規制地域を枠線で囲みエリアを表示することで、イベント時の通行規制エリアを回避、迂回しやすくする。

　イベント規制予告の情報については、提供内容を関係する警察、道路管理者、イベント主催者と調整し、システムへの入力、データ生成をJARTIC（日本道路交通情報センター）が行なう。VICSセンターは、JARTICとの事前連携のもと情報提供を受け、車載機にイベント規制予告の情報を VICSFM多重放送で提供するスキームとなる。

　5月29日に神奈川県相模原市で行なわれる国際自転車ロードレースを対象に、5月26日～29日に規制予告配信を試行。引き続き、大規模イベントを対象に試行を拡大していく予定としている。