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手持ちのカーナビがそのままで高精度化する「VICSプローブ活用サービス」。全国で本格運用開始
2025年3月27日 13:10
- 2025年4月1日 開始
道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)は、「VICSプローブ活用サービス」を4月1日から本格運用する。
2020年4月から行なっていた実証実験を3月31日で終了し、全国で本運用へ移行する。従来のVICSは「道路に設置した感知器」から情報を収集して渋滞状況などを把握、カーナビのルート作成に反映するものだった。実証実験では、各自動車メーカーが収集している位置・速度・通過時刻など「道路を走るクルマからの情報」をもとに生成されるVICSプローブを併用することで、感知器だけでは得られない道路の交通情報も提供するというもの。
この組み合わせによって、日本全国ほぼすべての道路(高速、国道、都道府県道)の約20万kmで渋滞情報の提供が可能になり、カーナビのルート案内の高精度化が期待できる。なお、この情報はVICS対応カーナビを利用していれば、新たに買い換えたり設定変更したりすることなく、提供を受けられる。