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Osaka Metro、エアコンから離れた場所へも冷風を届ける「スマートエアフローシステム」実証実験。8月1日から日本橋駅で実施

2020年7月30日 発表

Osaka Metroは千日前線日本橋駅のホーム階でスマートエアフローシステムの実証実験を8月1日に開始する

 Osaka Metro(大阪市高速電気軌道)は7月30日、千日前線日本橋駅ホーム階で、スマートエアフローシステムを活用した駅空間快適性向上の実証実験を8月1日~31日に実施することを発表した。スマートエアフローシステムを鉄道施設で活用するのは日本初となる。

 実証実験では、既存の床置き式エアコンの上部にスマートエアフローシステムを設置し、吹き出し口からの冷たい気流を左右に自動スイングするルーバーで遠くまで届けるというもの。エアコン周辺でなく、エアコンから離れた場所にいる人も涼しさを感じることができる。

 実証実験はOsaka Metro、関西電力、東芝キヤリアの3社共同で行なうもので、ホーム階の気温、湿度、気流などを計測するとともに顧客からの意見聴取を実施。駅ホームにおけるスマートエアフローシステム実用化に向けた課題抽出や設計基礎データを収集する。

実証実験の概要