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首都高、新型コロナの影響で5月の交通量は31.7%減、6月は回復傾向。「横浜北西線」開通効果は引き続き注視
7月の定例記者会見より
2020年7月20日 08:30
- 2020年7月17日 開催
首都高(首都高速道路)は7月17日、東京・霞が関の本社で定例記者会見を開催した。
代表取締役社長の宮田年耕(としたか)氏が、新型コロナウイルス感染症による首都高の交通状況への影響などについて説明した。
新型コロナ禍での首都高の通行台数は、2月が98万5739台/日で1.2%減(前年同月比、以下同)、3月が94万6629台/日で10%減と徐々に影響が見え始め、4月に71万9169台/日で29.2%減、5月に67万440台/日で31.7%減と影響が顕著に。料金収入も通行台数と同じような動きを見せ、5月は前期比30.9%減の152億円となっている。
しかし、6月は速報値で88万6967台/日の11.8%減と持ち直し始めている。ただし6月の最終週の数値を種類別で見ると、乗用車は3%減、トラックは6%減とかなり回復しているが、バスは70%減、タクシーは50%減とまだまだ影響は大きい。
首都高 1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)区間の更新工事
1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)区間(約1.9km)の更新工事は、6月16日に下り線を更新線に切り替え完了。2019年9月に切り替え済みの上り線のう回路とともに、更新上り線を暫定の下り線として供用している。
今は旧下り線の撤去工事中で、順次更新下り線の工事を推進していく。
横浜北西線の開通効果
3月22日に開通した横浜北西線(K7)、2月27日に開通した横浜北線 馬場出入口の交通量は「着実に増加」。ただし、新型コロナに対する外出自粛要請の影響があり交通量全体が大幅に減少しているため「本当の実力はまだまだ」であり、引き続き交通状況を注視していくとのこと。