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インドネシア、2021年1月からの観光正常化を目指しリカバリー計画を実行

2020年5月21日 セミナー開催

オンラインセミナーでスピーチしたニア・ニスカーヤ副大臣(右)

 インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省は、5月21日に日本の旅行業関係者向けに開催したオンラインセミナーにおいて、新型コロナウイルスによる影響への対策として3段階でのリカバリー計画を進める方針を示した。

 セミナーにおいてスピーチを行なったニア・ニスカーヤ副大臣は、新型コロナウイルスの感染者数は1万5438人で、死亡者数が1028人、回復者数が3287人といった同国が置かれた現状を報告。人気の観光地となるバリは、感染者数332人、死亡者数4人、回復者数220人となっており、流行の中心地にはなっていないと話した。

インドネシアの現状

 とはいえ、他国同様に現時点では海外からの旅行者の入国の禁止や観光地・ショッピングセンターの閉鎖といった措置がとられており、観光業にも大きな影響が出ている。

 同氏によれば、6月まで観光産業の従事者への救済プログラムを実行した後、7月から年内をめどに清潔・健康・安全(CHS)対策を軸にした労働集約的プログラムへの資金提供によるリカバリープログラムを実施し、2021年1月からの正常化を目指していくとのこと。

3段階の対策実施により2021年1月からの正常化を目指す