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ANA、2021年度入社の採用活動を一時中断

2020年5月8日 発表

ANAは2021年度入社の採用活動を一時中断することを発表した(写真は2019年度入社式より)

 ANAHD(ANAホールディングス)は5月8日、新型コロナウイルス感染拡大による需要減退の影響で今後の事業計画策定が困難な状況であることから、2021年度入社に向けた採用活動を一時中断することを発表した。

 ANA(全日本空輸)やピーチ(Peach Aviation)をはじめとするグループ航空会社で計800名程度、ANAエアポートサービスやANA成田エアポートサービスなどの国内空港会社で1750程度など、グループ37社で計3200名程度を募集していた。すでに応募している人に対しては、各社担当者より別途案内する。

 ANAによると、過去にアジア通貨危機の影響で1999年度にグローバルスタッフ職、2000年度にCA(客室乗務員)の採用を、SARS(重症急性呼吸器症候群)や米国同時多発テロの影響で2003年度と2004年度にでCA(客室乗務員)の採用をそれぞれ見合わせたことがあったという。

 今回の採用活動中断は採用の凍結を前提としたものではなく、今後の動向を見極めて再開時期などを検討するとしている。