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東九州道 清武南IC~日南北郷IC間の開通は2022年度を予定。北九州JCT~日南東郷IC全通に見通し

2019年12月20日 発表

東九州自動車道(E10)清武南IC~日南北郷IC間の延長17.8kmが2022年度開通の見通し

 国土交通省 九州地方整備局 宮崎河川国道事務所は12月20日、東九州自動車道(E10)清武南IC(インターチェンジ)~日南北郷IC間の延長17.8kmについて、2022年度(令和4年度)に開通する見通しとなったことを発表した。

 2019年6月に九平トンネル、同11月に寺山一号橋の上部工製作が完了したことで、同区間の大規模構造物すべての工事工程の目処がたった。また、芳ノ元トンネル周辺の地すべりにおける各種対策の結果、地すべり変位が収束傾向にあること、トンネルの覆工に変状が見られないことから、「芳ノ元トンネル周辺の地すべり対策が順調に進捗した場合」という条件は付いているものの、同区間の開通時期の見通しが立った。

芳ノ元トンネル周辺の地すべり対策

 東九州道は北九州IC~清武南ICが開通済みで、清武南IC~日南北郷IC間が未開通。日南北郷IC~日南東郷ICが開通済みとなっており、今回発表された同区間が開通することで、北九州IC~日南東郷ICが全通することになる。

 同区間の開通では日南市と宮崎市の交通利便性が向上。約13分の所要時間短縮が見込まれるという。また、宮崎空港からも清武JCT(ジャンクション)を経由して日南市へアクセスしやすくなり、観光入れ込み客数で宮崎県第3位の同市内観光施設へのアクセス向上にも期待される。

開通効果