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4月24日開通の東九州道 豊前IC~椎田南ICを実走レポート

北九州市から宮崎市までが高速道路で接続

2016年4月24日 開通

 NEXCO西日本(西日本高速道路)は4月24日、東九州自動車道 椎田南IC(インターチェンジ)~豊前IC間(延長7.2km)を開通した。本区間が開通したことで、福岡県の北九州JCT(ジャンクション)から宮崎県の清武JCTまでの約313.8kmが1本の道路で接続されることになる。

 今回の開通によって北九州市~大分市間の所要時間が、国道10号を利用した場合の3時間20分に対して1時間45分へと1時間35分短縮、北九州市から宮崎市までの時間も同じく8時間45分に対して、4時間20分へと半減する。

 そのほか、九州の北部を拠点とする自動車産業との取引企業の拡大や農水産物の流通活性化などによる経済効果、新規高速バス路線の開通による観光の活性化などさまざまな効果が期待されている。

 平成28年熊本地震のため式典などは中止されたが、道路は予定通り4月24日15時に開通した。そこで筆者も豊前IC~椎田南ICまでを走行してきたので、その様子をお伝えする。なお、新規に開通した椎田南ICはハーフIC(上下線の各出入口のうち2カ所利用できるIC)のため、大分方面への移動(豊前方面への流入、豊前方面からの流出)ができないのでご注意いただきたい。

東九州道の看板
豊前IC入り口付近
ここを左折すると豊前IC入り口
豊前ICは2015年3月1日から豊前IC~宇佐IC間として開通していた
入り口をくぐるとすぐに分岐。右側が北九州方面
本線の下をくぐって合流する
本線は片側1車線
途中3カ所に陸橋が設置されていた
椎田南ICに近づいたが椎田南ICはハーフICのため、豊前方面からの車はここでは降りられない
椎田南ICから北九州市方面への合流ポイント
開通区間のお知らせ。震災支援のためか自衛隊の車両も多く見られた
椎田IC出口に到着
椎田IC。ここから椎田南ICへ向かってみた
椎田南ICの看板
椎田南IC直前のトンネル。椎田南ICに直結する国道10号線椎田道路の下をくぐった
椎田南IC。ハーフICのためここからは北九州方面にしか行くことはできない
本線の下をくぐって北九州方面の道路に合流
取材途中何度も見かけた通行止めの告知。震災で各地で道路が寸断されるなか、今回の区間が予定通り開通したことは少なからず復興支援に貢献しているだろう

(ミヤハラシンジ)