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KDDI、次世代技術で渋谷をエンタメ化する実証実験

2019年9月21日 実施

実証実験のイメージ

 KDDIは、AR(拡張現実)技術とVPS(Visual Positioning Service、映像による測位)技術を組み合わせた次世代サービスの実証実験を9月21日に東京・渋谷で実施する。

 実証実験では、専用アプリを搭載したスマートフォンを渋谷の街にかざすことで、実際の渋谷の風景に重なる形でさまざまな情報が表示される。

 カカクコムが運営するレストラン検索・予約サイト「食べログ」に掲載されている飲食店情報が入居するビルに重ねて表示されるほか、渋谷駅に向けると電車の遅延情報、空に向けると気象情報といった風にさまざまな情報を確認できる。

 個人の趣向にあわせて街歩きのルートを提案するナビゲーション機能も用意されている。

 今回の実証実験は、法人渋谷区観光協会、渋谷未来デザインとともに「渋谷の街をエンターテインメントとテクノロジーでアップデートする」をテーマに、渋谷の魅力を発見・発信する「渋谷エンターテック推進プロジェクト」の一環として実施される。

 KDDIでは、5G(第5世代移動通信システム)時代を見据えた取り組みとして同プロジェクトに参画しており、2020年1月以降に渋谷の一部を5Gエリアとし、さまざまなビジネスモデルを検討していく意向。

ナビゲーション機能