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京急、朝ラッシュ時間帯に普通列車利用でポイント付与

列車車種をずらすオフピーク通勤を提案

2019年7月1日 開始

ポイントが付与される仕組み

 京急(京浜急行電鉄)は、朝ラッシュ時間帯の快特や特急列車の混雑緩和を狙い、普通列車を利用することでポイントがもらえるアプリ「KQスタんぽ」を活用したサービスを7月1日に開始する。

 平日の朝の時間帯は、主要駅間を短時間で移動できる快特や特急列車の混雑の度合いが高くなる。そこで京急では、平日7時30分~9時の平和島駅~品川駅間(上り)で比較的混雑度の低い普通列車に乗車することで、ポイントが得られるようにし、ラッシュ時の混雑の分散を狙うことにした。

「KQスタんぽ」アプリでは、車内放送の音声の中に人間が聞き取れない非可聴音を混ぜ、それをスマートフォンのマイクで拾うことでポイントを貯められるようにしている。アプリは6月28日15時ごろからダウンロードできるようになる予定。

 なお、スタンプの取得はユーザー自身が手動で行なう。平和島駅、大森海岸駅、立会川駅、鮫洲駅のいずれかの駅間で1回、青物横丁駅、新馬場駅、北品川駅、品川駅のいずれかの駅間で1回の計2回、車内で流れる自動車内放送にあわせアプリ内で取得ボタンをタップする必要がある。

スタンプを取得できる区間

 スタンプを2回取得すると、翌日に京急プレミアポイント20ポイントが付与される。同社では、毎日スタンプを集めれば、1年間で約4000円相当のポイントを貯められるとしている。

アプリの起動画面
アプリのメイン画面
スタンプ取得画面