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大韓航空、沖縄・下地島空港初の国際線チャーター到着。「アニョハセヨー」と笑顔でお出迎え

大韓航空が仁川~下地島線の運航を開始

2019年5月31日 運航開始

下地島空港初の国際線チャーター便となる大韓航空のチャーター便が運航を開始した

 大韓航空は5月31日、韓国・仁川国際空港~宮古島・下地島空港線のチャーター便の運航を開始した。

 運航日は5月31日、6月3日、6日、9日の4日間で各日1往復ずつ運航(旅客を乗せての運航は3往復)。下地島空港にとって初の国際線チャーター便となっており、同日韓国からの初便となるKE9735便の到着に合わせて、歓迎式典が行なわれた。

駐機場に到着したKE9735便

 気持ちのよい青空のなか着陸したKE9735便は、ゆっくりと駐機場へ。飛行機から乗客が降りてくると、横断幕を持った宮古島市副市長の長濱政治氏、大韓航空 日本地域本部長のキム・ジョンス(金正洙)氏、下地島エアポートマネジメント 代表取締役社長の伴野賢太郎氏ら関係者と空港スタッフ、ミス宮古島、宮古島のマスコットキャラクター「みーや」たちが「アニョハセヨー(こんにちは)」と韓国語であいさつをしながら笑顔で出迎えた。

 今回のチャーター便には124名が搭乗しており、それぞれツアーや個人旅行を楽しむということだ。この4日間では350人の観光客がツアーに参加する予定。

「アンニョハセヨー(こんにちは)」と韓国語であいさつをしながら出迎えた
みーやと記念撮影をする姿も
家族連れが多かった
宮古島市副市長 長濱政治氏

 出迎えを終えた宮古島市副市長の長濱政治氏は、今回のチャーター便就航について「このチャーターが一つの契機となって、下地島空港がどんどん活況を呈するのではないか」と期待感を示した。また受け入れる側の課題としても「2次交通や言葉の問題などもあるが、地域の人たちの意識改革も行なっていきたい」と話した。

株式会社大韓航空 日本地域本部長 キム・ジョンス(金正洙)氏

 続いて囲み取材に応じた大韓航空 日本地域本部長 キム・ジョンス(金正洙)氏は、下地島空港の印象について聞かれると「一番南国の雰囲気を感じられる」と笑顔で答えた。また定期便化については、韓国人観光客の宮古諸島への需要は大いに期待できるとしながらも「まずはチャーター便の運航で実績を積んでいきたい」との考えを述べた。

下地島エアポートマネジメント株式会社 代表取締役社長 伴野賢太郎氏

 最後に質疑応答に応じた下地島エアポートマネジメント 代表取締役社長 伴野賢太郎氏は、「これが国際線の第一歩になるわけだが、今回の大韓航空が終わると7月19日から香港エクスプレスの定期便の運航が始まる。双方向の交流になるので、そういうところのスタートがようやく切れたな、というところでうれしく思う」と述べた。

 今後の国際線の受け入れについては、「ゴールがいつになるかは分からないが、最終的には1時間に1便くらいの割合で入ってくるような飛行場になったらうれしい。島の方々とタッグを組んで、一緒に目標に向かって進んでいきたい」と前向きな考えを述べた。

仁川国際空港(ソウル)~みやこ下地島空港のチャーター便

5月31日: KE9735便 仁川(11時30分)発~下地島(14時10分)着
6月3日: KE9735便 仁川(11時30分)発~下地島(14時10分)着
6月6日: KE9735便 仁川(11時30分)発~下地島(13時40分)着

みやこ下地島空港~仁川国際空港(ソウル)のチャーター便

6月3日: KE9736便 下地島(16時20分)発~仁川(19時05分)着
6月6日: KE9736便 下地島(16時20分)発~仁川(19時05分)着
6月9日: KE9736便 下地島(16時20分)発~仁川(19時05分)着