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JAL、東北応援プロジェクトの一環で岩手県のアンテナショップ「いわて☆銀河プラザ」を応援
大川順子副会長や岩手出身CAが店頭を盛り上げるサポート活動実施
2018年10月31日 20:46
- 2018年10月25日 実施
JAL(日本航空)は10月25日、東北応援プロジェクト「行こう!東北へ」の取り組みの一つとして、東京・銀座にある岩手県のアンテナショップ「いわて☆銀河プラザ」で店頭のサポート活動を実施した。
この活動はJALの社員が直接顧客に感謝の気持ちを伝える取り組みである「がんばるJAL大作戦」の一環でもあり、大川順子副会長をはじめ、岩手県出身のCA(客室乗務員)など多くのスタッフが利用者と交流しながら、開業20周年イベントでにぎわう店頭でチラシの配布やくじ引き大会の手伝いなどを行なった。
いわて☆銀河プラザ
所在地:東京都中央区銀座5丁目15-1 南海東京ビル1階
営業時間:10時30分~19時(毎月末日は17時まで)
定休日:年中無休(年末年始を除く)
TEL:03-3524-8282
Webサイト:いわて☆銀河プラザ
いわて☆銀河プラザは、都営地下鉄/東京メトロ 東銀座駅近くに位置する、岩手県の食品や工芸品約1800品を取り扱うアンテナショップ。岩手から直送された新鮮な野菜や海産物をはじめ、「小岩井農場」の牛乳やチーズなどの乳製品、「南部せんべい」や「かもめの玉子」などの名物のお菓子、豊富な種類を誇る地酒、重厚な「岩谷堂箪笥」や南部鉄器などの工芸品まで、あらゆる岩手の名産品が取りそろえられている。
JALが東日本大震災の被災地を支援する取り組みとして2013年6月から行っている「東北応援プロジェクト『行こう! 東北へ』」では、東北地方のさまざまなアンテナショップの応援を実施しているが、「いわて☆銀河プラザ」は3年連続。2018年もJALのスタッフがアンテナショップの店頭で銀座の街を行き交う人々に呼び込みを行なったり、チラシを配布。大川順子副会長も共に店頭に立ち、外国人観光客には英語で呼び込みを行なうなど積極的に活動した。
活動に参加したJAL 羽田第2客室乗員部の出口道子さんとJALスカイ 成田事業所空港オペレーション第1部の玉山さくらさんは、ともに岩手県盛岡市出身で、普段接点がないものの出身地の近さに地元話が盛り上がっていた。2名とも「いわて☆銀河プラザ」に来るのは初めてだったそうだが、名産品の種類が増えていることに驚いたという。
2名の出身地は内陸だったこともあり、震災の被害はそれほど大きくなかったということだが、出口さんはご家族が被災地域の子供たちに向けて造形あそびで心を癒すプロジェクト「心輝く造形あそびプロジェクト からふる」を立ち上げて出張ワークショップも行なうなど、現地で支援に取り組んでいるという。また、JAL 成田第1客室乗員部の中村優美さんは祖父母が岩手県にお住まいという縁で参加。震災が起きたときは中学生だったそうで、ご家族には大きな被害はなかったそうだが、学校のボランティアで陸前高田などに3~4回行き、現地の様子を実感してきたという。3人とも積極的に呼び込みに参加し、店頭を盛り上げていた。
また、店内でもJALのスタッフが商品の案内を手伝ったり、20周年に合わせて行なわれた抽選会を手伝ったりしたほか、「東北コットンハンカチ」や「JAL東北コットンハンドタオル」が抽選会の参加者へプレゼントされた。この製品は、津波による被害でお米を作れなくなった農地でコットンを栽培し、商品化するという「東北コットンプロジェクト」の一環で作られたもので、栽培にはJALの社員もボランティアで参加しているという。
囲み取材に応えた大川氏は、「この岩手県のアンテナショップの応援は今年で3回目。東北応援プロジェクトで継続的に関わるなかで、被災地が復興モードになり、発展的で活気ある雰囲気に変化してきているのを感じる。釜石にはラグビー場の『釜石鵜住居復興スタジアム』もオープンするなど、力強さも感じるようになってきた。東北応援プロジェクトとしては本社の天王洲ビルで毎年東北物産販売会も開催するなど、すでに定例で行なっているので、つながりがとても強くなってきていると思う。一緒に活動させていただくことでこちらも勉強になるし、ご支援させていただける面もあって、一緒に取り組んでいるという感覚を日増しに感じるようになってきている。東北応援プロジェクトのきっかけは震災だったが、そのマイナスがゼロになり、ゼロがプラスになっても、今後も末永く応援していく気持ちは変わらない」とコメント。今後もさまざまな形で東北を支援していくと語った。