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JALの地元出身CAらが山形県のアンテナショップ「おいしい山形プラザ」で特産品と観光をアピール

11月11日~19日はラ・フランス キャンペーン

2017年11月13日 実施

JALが山形県のアンテナショップで観光・特産品をPR

 JAL(日本航空)は11月13日、東京・銀座の山形県アンテナショップ「おいしい山形プラザ」の店頭で、同社スタッフによる山形のPR活動を行なった。JALグループは2013年から東北応援プロジェクト「行こう! 東北へ」を継続的に展開しており、その一環として実施したもの。当日はJAL 東北支店 支店長の筈見昭夫氏や、山形県出身のCA(客室乗務員)も駆けつけた。店頭では山形の観光パンフレットの配布や店内への誘導、特産品の販売のサポートなどを行なっていた。

 おいしい山形プラザは2009年4月にオープンしており、山形の特産品の販売を行なうのはもちろん、2階のレストラン「YAMAGATA San-Dan-Delo(ヤマガタ サンダンデロ)」では山形食材を使ったイタリアンを楽しめる。なお、レストランの名前は「山形産だんでろ(なんでしょう)」という山形弁にちなんでいる。

 なお、11月11日から19日は「ラ・フランス キャンペーン」として、アンテナショップ1階で1000円以上購入すると、毎日先着50名にラ・フランスを1個プレゼントするほか、抽選会やレストランでの特別メニューなどを実施している。

おいしい山形プラザ

所在地:東京都中央区銀座1-5-10
営業時間:10時~20時
Webサイト:おいしい山形プラザ

日本航空株式会社 東北支店 支店長 筈見昭夫氏(右)と山形県出身のCA 竹岡一葉氏
銀座の山形県アンテナショップ「おいしい山形プラザ」前で呼び込みなどを行なった
2階には山形食材を使ったイタリアンレストランを構える
店舗入り口前には山形の野菜が並ぶ。人気No.1はおかひじき(丘ひじき)
店内へ入ると果物や茸、米などが出迎える。ブランド米「つや姫」は新米が入荷している
この日は月曜で定休だったが、左手には2階のレストランへ向かう階段がある
菓子やつまみなど。ずんだのような定番から、聞き慣れないものまでさまざま
漬物や乾麺、ジャム、レトルトなどさまざまな特産品を扱っている
山形のワインや日本酒なども充実
冷凍食品も取り扱っている
レジ前では玉こんにゃく(3玉100円)のテイクアウトも
人気商品のランキングが貼り出されている。集計期間9月1日~30日の1位は「おかひじき(丘ひじき)」、2位は「なっとう昆布」、3位は「シャインマスカット大福」

 PR活動の合間に、東北支店 支店長の筈見昭夫氏が本誌のインタビューに応じた。同社の羽田~山形線は羽田空港の発着枠政策コンテストにより、2014年度から1日2往復に増便しているが、その状況について「搭乗率は平均80%台後半で推移していて非常に好調」という。

 一方で、羽田の2便目(JL179便)が17時30分発であるため、往路は(駐車場が無料なので)クルマで山形空港まで来て飛行機、復路は新幹線というケースがよく見られるという。このとき、最寄り駅から空港駐車場までのタクシー代が1000円台後半のため、費用がかさむという利用者が多かった。そこで現在は山形県の助成を得て、山形新幹線の停車駅「さくらんぼ東根駅」から山形空港まで片道500円のワンコインタクシー(ワンコインライナー)を運行している。「こういう取り組みも実績を押し上げる要因になっているのではないか」と筈見氏。

 2016年から再開したさくらんぼの航空貨物の取り扱いについては「採算で苦しい部分もある」としたうえで、「1年目、2年目と徐々に軌道に乗ってきているので、地道に続けていくことで定着させて、利益が出るような事業モデルに育てていきたい」と抱負を語った。

 また今後の展開については、2週間ほど前に香港から商工会を招いて、山形県知事や物産関係者と意見交換会を実施したという。そこでは山形の特産物をどうやって香港へ輸出するか、中小企業がどうやって進出するかといった話し合いが行なわれたそうで、「物産や企業の海外との結び付きのお手伝いもJALがサポートできれば」と展望を明らかにした。