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ANAグループ、LCCのピーチとバニラエアの経営統合発表。2019年度末を目処
統合はピーチを基盤
2018年3月22日 16:10
- 2018年3月22日 発表
ANAHD(ANAホールディングス)は3月22日、都内で記者会見を開き、傘下のLCCであるピーチ(Peach Aviation)とバニラエアを2019年度末を目処に経営統合することを発表した。統合はピーチを基盤とし、2018年下期に統合に向けたプロセスを開始する。
ANAグループのLCCは、2013年にエアアジアとの合弁で設立したバニラエアと、2017年4月よりANAHDの連結子会社としたピーチの2社がそれぞれ独自に経営してきたが、統合により競争力を強化。50機以上の機材を保有し、2020年度に売上高1500億円、営業利益150億円の規模を目指す。
一方、ANAグループは2月に発表した2018年~2022年の中期経営戦略において、2020年を目処に傘下のLCCに航続距離の長い小型機を導入して、中距離国際線路線へ進出する計画を発表していた。
ANAHD 代表取締役社長 片野坂真哉氏、ピーチ 代表取締役CEO 井上慎一氏、バニラエア 代表取締役社長 五島勝也氏が出席して行なわれている会見の内容については別途お伝えする。
【19時55分追記】会見の詳報を掲載しました。「ANAグループのLCC、ピーチとバニラエアの統合発表会見。ブランドはピーチを継承 路線の重複も少ない2社の強みを集結」