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シルクエアー、新機材ボーイング 737 MAX 8で広島~シンガポール線を初就航
週3便の直行便を運航。アジアへの旅行が便利に
2017年10月30日 19:44
- 2017年10月30日 就航
シンガポール航空の子会社であるシルクエアーは10月30日、広島~シンガポール線の直行便に就航した。同社の日本への定期便の運航は初であり、広島への就航は、親会社であるシンガポール航空が運航していた2003年以降、約14年ぶりとなる。
機材は日本で初めての定期便運航となるボーイング 737 MAX 8を使用。座席はビジネスクラス12席、エコノミークラス144席の計156席仕様で、2クラス編成となっている。同路線の運航スケジュールは下記のとおり。
広島~シンガポール線の運航スケジュール
MI867便:広島(10時25分)発~シンガポール(15時40分)着、月、木、土曜運航
MI868便:シンガポール(01時45分)発~広島(09時30分)着、月、木、土曜運航
シルクエアーは、シンガポールからの第1便となる乗客118名(幼児3名を含む)を乗せたMI868便の到着後、空港内で就航記念イベントを行なった。
冒頭、挨拶に立ったシルクエアー CEのフー・チャイ・ウー氏は「新型のボーイング 737 MAX 8で日本に初就航したシルクエアにとって、本日は歴史的な一歩となった」と初就航の喜びを語った。今日の日が迎えられたことに対して感謝を述べ、「シルクエア新規就航により、日本とシンガポールの絆をさらに強め、また観光、ビジネス、文化交流の機会が増えることを心から願っている」とし、挨拶を終了した。
次に広島県副知事 中下善昭氏が登壇し、今回のシンガポール線就航については、広島県のみならず多方面から大きな期待を寄せていただいているとし、「県としましては、この度の新規就航をあらたなステップと考え、今後とも中・国四国地方の拠点空港として多くの方に活用していただけるよう、需要の掘り起こしに努めてまいりますので、皆さま方に置かれましても地元、広島空港の積極的なご利用をお願い申し上げます」と述べた。
それぞれの挨拶終了後には、広島空港ビルディング 代表取締役社長 執行役員の山本健一氏、広島県三原市長 天満祥典氏、広島県副知事 中下善昭氏、駐日シンガポール大使 ルイ・タック ユー氏、国土交通省 大阪航空局 広島空港事務所 空港長 貴島規夫氏、シルクエアー CE フー・チャイ・ウー氏によるテープカットが行なわれ、セレモニーは終了した。その後、復路便となるMI868便は乗客135名を乗せ11時30分にシンガポールへ向けて飛び立った。
シルクエアーは今回の広島就航を決定した理由に、広島に知名度があったことや、(路線に適した)150~200席規模のボーイング 737-800型機やボーイング 737 MAX 8の導入を行なっていることなどを挙げた。また、CEのフー・チャイ・ウー氏が以前、広島で支店長をしていたこともあり、とても思い入れの強い路線であることも明かした。
今後は、搭乗率80%以上も保ちながら、まずは現在の週3便運航から、1日1便のデイリー運航を目指したいとしている。