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セントレアから新千歳へエアアジア初便がテイクオフ。直前に雨がやみ、追いかけるようにドリームリフターも離陸
強い雨からポツポツ雨に、そして空へ
2017年10月29日 13:50
- 2017年10月29日 就航
10月29日、セントレア(中部国際空港)に本社を置く初めての航空会社、エアアジア・ジャパンの初便(DJ1便)がセントレアから新千歳に飛び立った。初便の出発時刻は7時35分。しかしながら8時過ぎとなり、その間に雨は豪雨からポツポツ雨に。
離陸するころには雨はほとんど気にならず、報道陣と初便を撮影しに来た航空ファンに見送られて、166名を乗せたエアアジア・ジャパン初便は離陸した。
また、そのエアアジア・ジャパン初便を追うように、セントレアの名物航空機となっているボーイング 747 LCF ドリームリフターのアンチコリジョンライト(衝突防止灯、アンコリと略されることも)が点灯。ボーイング 787型機の部品をセントレアから米国シアトルまで運ぶドリームリフターのスケジュールは公開されておらず、アンコリが点灯したことから、離陸時刻は近いとセントレア広報スタッフはいう。
エアアジア・ジャパン初便の離陸10分後、ドリームリフターもセントレアを離陸していった。
当初、エアアジア・ジャパンの初便の離陸は豪雨の中でと思われたが、離陸時刻が遅れたため曇り空の下での撮影となった。離陸の遅れのおかげで、エアアジア・ジャパンの初便は天候が回復傾向にある中で飛べたわけだ。エアアジア・ジャパンがセントレアに就航する時期も遅れたが、その遅れ故に北海道は冬のシーズンに突入。中京圏と北海道で異なる季節を楽しめるようになっている。セントレアを本拠地としたエアアジア・ジャパンの発展に期待したい。
中部国際空港 代表取締役社長の友添雅直氏に中京圏の旅行事情についてうかがったところ、中京圏は、関東圏や関西圏と違ってコツコツお金を貯蓄し、結婚式などでドーンと使う傾向が強いとのこと。アウトバウンド需要もまだ小さく、すべてはこれから。LCCの代表格であるエアアジア・ジャパンの就航で、より安価により手軽に旅が楽しめるようになり、国内旅行はもちろん、国外旅行(エアアジア・ジャパンおよびエアアジアの新路線が前提)もLCCで楽しんでほしいという。コツコツまじめな中京圏の人にLCCによる格安旅行を1度経験していただきたいとのことだ。