ニュース

ANA、国際線ファーストクラス/ビジネスクラスで6月から提供するワインを発表

マスター・オブ・ワインのネッド・グッドウィン氏やANAのCAらがセレクション

2017年5月29日 発表

ワインのセレクションは「THE CONNOISSEURS(ザ・コノシュアーズ)」のメンバーとソムリエ資格を持つCA(客室乗務員)、機内食担当のシェフ、サービスを企画するANA社員など50名ほどが参加した選定会で行なわれた

 ANA(全日本空輸)は6月から国際線のファーストクラス、ビジネスクラスで提供するワインを発表した。

 ファーストクラスは19銘柄、ビジネスクラスは16銘柄の計35銘柄で、そのなかから路線や時期によって異なるものを提供していく。

 ワインのセレクションは「THE CONNOISSEURS(ザ・コノシュアーズ)」のメンバーとソムリエ資格を持つCA(客室乗務員)、機内食担当のシェフ、サービスを企画するANA社員など50名ほどが参加した選定会で行なわれた。

 THE CONNOISSEURSは有名シェフや酒類・コーヒーのプロといった外部パートナーなどで構成されており、今回のセレクションにはマスター・オブ・ワインの資格を持つネッド・グッドウィン氏、シニアソムリエの資格を持つ井上勝仁氏らが参加した。

ワイン選定会の様子

 15カ国2400銘柄のなかから書類選考を通過した約300銘柄のワインをブラインドテイスティングで採点し、約半年間をかけて29銘柄まで選定。これに路線限定銘柄やANAオリジナルブレンドワインなどを追加して35銘柄を確定した。

「Krug(クリュッグ)」を擁するシャンパーニュなど有名産地が多く並ぶ欧州をはじめ、南米、オセアニア、南アフリカなどからさまざまな銘柄が選ばれており「個性を放ちながらも、バランスのよいラインナップ」という。

6月からANA国際線のファーストクラスで提供されるワイン
6月からANA国際線のビジネスクラスで提供されるワイン

 機内では気圧の影響で味覚が異なるため、それに合わせてネッド・グッドウィン氏がプロデュースした赤ワイン「Sylph South Australia, Ned Goodwin MW Selection Red 2017」と白ワイン「Nymph South Australia, Ned Goodwin MW Selection White 2017」が、9月からビジネスクラスで提供される。南オーストラリア産のブドウを使い、「白ワインはさまざまな料理と調和しやすく、赤ワインはフルボディながらも飲みやすいワイン」になっている。

ネッド・グッドウィン氏
「Sylph South Australia, Ned Goodwin MW Selection Red 2017」(左)と「Nymph South Australia, Ned Goodwin MW Selection White 2017」(右)