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ボジョレーの帝王が「我がワイン人生最良の年」というボジョレー ヌーヴォー初荷がANA便で羽田到着

11月19日0時に解禁

2015年10月31日 到着

無事輸入され、税関でチェックを受けるボジョレー ヌーヴォーの初荷

 毎年11月第3木曜日0時に販売解禁となる「ボジョレー ヌーボー」が、10月31日より日本に到着し始めた。東京国際空港(羽田空港)にはANA/NH(全日本空輸)便で31日早朝に到着した。本日中にボジョレー ヌーボー搭載便は後2便到着し、本日以降全国各地の6空港(羽田、成田、関空、中部、千歳、福岡)に到着予定となっている。

 羽田空港に31日到着したボジョレー ヌーボー搭載初便は、10月30日に独フランクフルトを飛び立ったANA204便。ANAによると、11時31分(現地時間)ブロックアウトし、11時48分にテイクオフ。羽田空港には、A滑走路(34L)に6時40分ランディング、109番スポットに6時46分ブロックインした。

109番スポットにブロックインしたANA204便

 ANA204便に使われた機材は、ボーイング 777-300ER(登録記号:JA786A)で、その貨物室に2015年のボジョレー ヌーボーが積まれている。搭載量は、「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2015」(750mL)が132ケース(1584本、約2t)、「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2015」(375mL)が45ケース(1080本、約0.8t)、「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー 2015」(750mL)が44ケース(528本、約0.7t)。羽田空港では11月4日~11日の8日間が到着のピークになるという。

前方貨物室の扉が開き、ボジョレー ヌーヴォーの初荷が見えてきた
1つ目のパレットは各事業者のロゴでお化粧されていた。2014年の初荷と比べると、まわりのぶどうなどの柄が加わった
東京国際エアカーゴターミナル(TIACT)へ運ばれていくボジョレー ヌーヴォーの初荷

 ボジョレー ヌーボーは、ジョルジュ・デュブッフ氏が世界的銘酒に育て上げたものだが、デュブッフ氏は「2015年は、50年を越える私のワインづくりの人生の中でも、記憶に残る最高のヴィンテージとなりました。記録的な日照量に恵まれた2015年は『我がワイン人生最良のヌーヴォー』と呼ぶにふさわしいものといえるでしょう」とのメッセージを出している。

 ボジョレー ヌーボーの販売を行なうサントリーワインインターナショナルは、作柄と、色・味わいについて以下の情報を出している。

作柄について

今年の夏は記録的な日照量と少ない降雨量で、ぶどうにとって非常に好ましいコンディションが続いたことから、収穫も8月24日(月)からと早く、過去にグレートヴィンテージと言われた2009年(8月27日から収穫)を思い起こさせます(参考:2014年は9月8日から収穫)。

色・味わいについて

美しいダークルビー色に輝き、完熟した黒い果実の香りがあふれ出す、非常に濃密でエレガントなワインに仕上がりました。

 到着したボジョレー ヌーボーの荷物パレットには、生産者のジョルジュ デュブッフ、輸入業者のサントリー、流通を担う日本通運、運送を担ったANAカーゴおよびANAのロゴが書かれた記念の幕も掛けられ初荷到着をアピールしている。このパレットはリフトローダーで下ろされたのち、ドーリーに載せられて東京国際エアカーゴターミナル(TIACT)へと運ばれた。

 TIACTには、日本通運スタッフと、羽田税関スタッフが待機。日本通運側が荷物を開け、羽田税関が中身を検品していた。その後、ANAのCA(客室乗務員)、サントリーワインインターナショナル 輸入ブランド部 蟹谷氏も加わって記念写真。蟹谷氏によると今年は店頭での販売に加え、ボジョレー ヌーボーが飲めるお店の告知に力を入れており、インターネットで情報を提供している。

ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーボー

http://www.suntory.co.jp/wine/special/kaikin/

TIACTへ運び込まれたボジョレー ヌーヴォーの初荷
日本通運スタッフが開封
羽田税関スタッフが検品
もう1つの箱も同じシークエンスで検品
無事に2015年の初荷が並べられた。開栓は解禁日まで待つしかない
ANAのCAによる記念写真
記念写真の合間になにやらチェック
日本通運のスタッフによる記念写真
2015年のボジョレー ヌーボーの出来について語る、サントリーワインインターナショナル 輸入ブランド部 蟹谷氏
TIACTのスタッフも加わっての記念写真

 2015年の解禁日は、11月19日0時。お店で手に入れて自宅で楽しむ、レストランで食事と合わせて楽しむなど、今年のボジョレー ヌーボーを味わってみていただきたい。

(編集部:谷川 潔)