沖縄観光PRの新キャラクター、ハワイ出身の日系三世「マハ朗くん」

沖縄観光PR新キャラクター「マハ朗くん」のお披露目発表会。「花笠マハエちゃん」やミス沖縄と記念撮影

　OCVB（沖縄観光コンベンションビューロー）は4月10日、沖縄観光PR新キャラクター「マハ朗くん」のお披露目発表会を開いた。これまで活躍してきたキャラクター「花笠マハエちゃん」とともに、沖縄観光をPRするさまざまなイベントを応援していく。

　マハ朗くんは、うちなーんちゅ（沖縄県人）のおばあちゃんを持つ日系三世のハワイ出身男子。今年、心のふるさと沖縄に移住してきた。移住してきた理由を聞かれると「沖縄と世界のかけはしに」と答えるが、2016年に沖縄で開催された「世界のウチナーンチュ大会」でマハエちゃんに一目惚れしたのが本当の理由とも。

4月10日にデビューした「マハ朗くん」。かわいらしく親しみのあるキャラクターだ

憧れのマハエちゃんとの念願のツーショット

発表会にはミス沖縄の3名も応援に駆けつけた

「マハ朗くん」（左）と「花笠マハエちゃん」（右）のデザイン

　名前の「マハ朗」は、ハワイ語で感謝を表わす「マハロ（MAHALO）」から。「朗」は、マハ朗くんのおおらかで自然と人が寄ってくる人柄を表わしている。

　趣味は、サーフィン、ウクレレ、空手。発表会ではウクレレを手に遠慮がちにかき鳴らす一幕も。三線の練習にも余念がないらしい。空手の型も披露したので、今後、沖縄空手会館での活躍も期待される。

趣味のウクレレを手に

空手の型も披露

　OCVB会長の平良朝敬（たいら ちょうけい）氏は、「マハエちゃんが1人で頑張ってきたが、よき協力者が必要だろうということでデビューさせた。万国津梁の精神で、『世界のかけはし』になってくれると期待している」と紹介した。「熊本の某有名キャラクターには負けたくない」との意気込みも。

　今後の活動予定としては、イベントへの参加のほか、キャラクター展開としてグッズの商品化も企画しているとのこと。イベントの参加はマハエちゃんと分担して行なっていくが、スケジュールやイベント内容によっては2人揃って参加することもあるそうだ。沖縄の新しい顔として、沖縄観光をますます盛り上げてほしい。