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「H.I.S.旅と本と珈琲とOmotesando」で沖縄の癒やしのヒーリングスポーツ体験

沖縄観光コンベンションビューローが東京・表参道で参加者体験プログラムを実施

2017年2月12日 開催

ヨガとSUPをとおして感じる、癒しの沖縄“Healing Sports”

 OCVB(沖縄観光コンベンションビューロー)は2月12日、東京・表参道の「H.I.S.旅と本と珈琲とOmotesando」にて「ヨガとSUPを通して感じる、癒しの沖縄“Healing Sports”」を実施。ヨガ体験や人気のSUP(スタンドアップパドル)をはじめ、沖縄ならではの環境を活かしたアクティビティの魅力を紹介した。

 会場となった「H.I.S.旅と本と珈琲とOmotesando」は“まだ見ぬ理想の旅と、出会える場。”として、猿田彦珈琲を味わいながらゆったりと旅にまつわる1500冊以上の書籍が楽しめるカフェスペース。世界15カ国以上を旅したコンシェルジュが在駐し、旅のカスタマイズのサービスを行なったり、秘境旅行やワンランク上の旅を相談できる窓口など自分好みのバケーションを組むことができる。

 同ショップ1階のbookshop「旅にでる理由by H.I.S.」に集まったプログラム参加者たちは渋谷店と表参道店限定のコーヒー“旅の扉ブレンド”と沖縄の伝統的なお菓子「ちんすこう」とともに開場までのんびりくつろいだ。参加者は1セッション24名で、この日は3回行なわれた。

「H.I.S.旅と本と珈琲とOmotesando」。猿田彦珈琲が併設されている
会場は同ショップ1階のbookshop「旅にでる理由by H.I.S.」
参加者はQRコードの読み取りで入場。コーヒーとお菓子を手に着席
会場には沖縄旅行に関するパンフレットや書籍が並べられ自由に見ることができた

 イベントでは沖縄県出身の上條恵奈美氏をMCに、サーフ・ヨギーニの岩崎玉緒氏とアクティビティジャパンの代表取締役社長 大渕公晴氏がゲストとして登場。SUPヨガを中心に沖縄で楽しめるヒーリングスポーツを多数紹介した。

 大渕氏は「沖縄といえばバナナボートやシュノーケリング、パラセイリングなどのレジャーアクティビティが有名です。たくさんのスポーツが楽しめる沖縄ですが、そのなかでも海辺のランニングをはじめ、海や自然を取り入れて感動体験が味わえるものをヒーリングスポーツと位置付けています」と話した。

 また、H.I.S.グループが運営する日本全国のレジャーを集めた予約サイト「アクティビティジャパン」のコンテンツのなかでも問い合わせが2016年多かったスポーツがSUP体験だったと紹介。「浮力が高く大人が3人載っても平気な長いサーフボードを操り自由に動き回れることが特徴。家族で楽しめると年齢問わず人気です。シーカヤックなどと比べ視点が高く、立っていると沖縄の抜群の透明度の高い海の上からサンゴや熱帯魚の素晴らしさが楽しめるんです」とコメントした。

MCの上條恵奈美氏
ゲストのサーフ・ヨギーニの岩崎玉緒氏とアクティビティジャパンの大渕公晴氏

 なお、岩崎氏によるとSUP体験の際にお勧めのボードはインフレータブルタイプ。空気を抜けばリュックに入れて背負えるほどのサイズとなり、女性でも運びやすいとのこと。ハードボードに比べ価格が低い点も魅力とのことだ。

 海外も含め沖縄でよくSUPを楽しむ岩崎氏は「沖縄は空間がとにかく広く、砂浜も白く、アクティビティの範囲が広い部分がポイント。海での遊びが果てしないんです。私の場合は、ボードの先のネットにバナナや飲み物、そしてシュノーケルグッズを入れて移動しています。運がよいとウミガメに出会えたりも。最近は、お子さんを前に載せて親子でコミュニケーションをとりながらの海上散歩や、ペットと一緒にゆったりするかたも見かけます」と話した。

「オススメの時間帯は?」との問いには「SUPやSUPヨガは朝一と夕方がおすすめ、そして風のない日ならばナイトSUPも。朝遊んで午後は観光したりゆったりして、夕方くらいから海へもう一度出て。360度のサンセットを眺め、日が落ちたらボードの下のLEDを点けて、満点の星空を眺めたりもいいですよ」と回答した。

 陽が落ちるのも1時間ほど、ほかの地域に比べて遅いため仕事が終わったあとに楽しむビジネスマンも多いという。

ヒーリングスポーツのスライドを交えながらその魅力を語るMCとゲストの2人

 SUPヨガに関しても言及。「ボードに立つだけでも体幹トレーニングとして十分。プラスして腹筋や腕立てなどトレーニングを行なったりも。ラストは仰向けになってボードの上で休むのですが、体を包み込む優しい風と水の音でゆったりでき、素の自分に戻れる瞬間が訪れるんです」と話してくれた。ライフジャケットも着用するため、安全面も考慮されているとのこと。

今大注目のSUPやSUPヨガが沖縄の海でたっぷり楽しめる(写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー)

 さらに、SUPヨガのほかにもランニングやポタリング、乗馬やゴルフも紹介。「ランニングやポタリングは、自由気ままに動けることが魅力。クルマの通りも少なく、広々としたエリアを走ることができるので解放感が段違い。コースを気にせず心の赴くままに。それが沖縄ならではの部分。ガイドさんのオプションを付けると道端に咲く花を始め、風土や文化の情報もプラスされ、より充実しますよ」と大淵氏がアドバイス。

 乗馬については、「運動効果も高く、馬がパートナーのため、コミュニケーションが大事。乗ったまま海に入って一緒に泳いだり忘れられない思い出が作れます」と熱く話した。

ランニングやポタリングで美しい海岸線を走るだけでも気分転換になる(写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー)
海辺を馬と一緒に歩くのも楽しい。個性豊かな馬たちとうまくコミュニケーションをとろう(写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー)

 また、ゴルフについても「気候のよさにより安定してプレイができます。ショートコースや女性向けの割引コースもあるので、一度体験してほしいです。海に向かって打つような感覚で爽快感もたまりません。午前中の間に終え、午後は観光というスケジュールもありです」と大渕氏。

ゴルフは美しい景色を観ながら安定した気候でいつでも楽しめる(写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー)

 トレッキングについて岩崎氏は「のんびり歩くだけではなく、北部のヤンバルエリアが非常に充実しています。亜熱帯のジャングルや沢はマイナスイオンがたっぷり。行くだけで満たされるはず。海水と違い若干水は冷たいのですが、人があまり足を踏み入れていない場所のためパワーが満ちあふれています。沖縄は海というイメージが多いかもしれませんが、山もたっぷり楽しめるんです」と魅力を伝えた。

トレッキングでは、沖縄の山の奥のパワースポットを満喫するコースもある(写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー)

 トークセッションのあとは、岩崎氏によるヨガレッスンを実施。「ヨガはもともとインドの小中学生向けのため、体の形ができあがっている大人にはなかなか難しいポーズもあります。しかも呼吸も難しい。まずは頭のなかを空にして自分のなかへ入ってください」とアドバイス。会場の照明も落とされ落ち着いた雰囲気のなか、まずは全員で立ち上がり、目を閉じて、呼吸を意識し両手を組み、体全体をグッとあげて上半身を、そして椅子に座り裸足になり足をグッと持ち上げたりと下半身もトレーニング。片鼻呼吸なども行ない約15分間静かに体を動かした。

 動きはゆっくりだが、呼吸を意識しながらポーズをとるとだんだん体の芯から熱くなってくる。体がポカポカしてきたところで終了。短時間ながらリラックスできた参加者たちの笑顔が印象的だった。

立ち上がって体をほぐしたあとは、椅子を使い上半身と下半身に分けてヨガを体験

 最後に岩崎氏は「潜っても幻想的、サンセットも最高に美しく、景色が本当に素晴らしいのが沖縄。まずは自分で体験してみてください」。そして大淵氏が「ヒーリングスポーツはハードル高く感じずにまず挑戦してみることが大事です。ランニングなどすぐにできるスポーツから始めてみては」とイベントを締めた。

沖縄観光コンベンションビューローの仲里樹氏

 今回のイベントを開催したOCVBの仲里樹氏は「今までの沖縄のスポーツツーリズムは県外の方が大会に出場するためのものが多かったのですが、一般の観光客の方々にも沖縄のスポーツを楽しんでほしいと考え今回のイベントを開催しました。余暇を楽しみ、自分磨きをしたいという女性を中心に、ファミリーや友人、パートナーと、もちろんお一人でも。現在、ランニング、SUP、 SUPヨガ、ヨガ、ポタリング、乗馬、トレッキング、ゴルフの8種目をメインに紹介していますが、温暖な気候に加え、自然と一体化できるのが沖縄のヒーリングスポーツのよさ。今までとは違う沖縄の新たな魅力を味わいにきていただきたいと考えています」と話してくれた。

 東京からわずか約2~3時間で到着する沖縄。海外へ行かずとも美しい自然と海でバケーションとヒーリングスポーツ体験で心も体もリフレッシュ。観光+αで気軽に挑戦できる種目から挑戦して、今までとは少し違う沖縄旅を満喫してみるのも楽しいはずだ。